ごあいさつ
日頃よりセブン銀行をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
セブン銀行は、2001年の開業以来「いつでも、どこでも、だれでも、安心して」ご利用いただけるATMサービスの提供に努めてまいりました。おかげさまで2017年11月末には、国内ATM設置台数が24,000台を超え、1日約220万人のお客さまにご利用いただく、社会インフラのひとつへと成長いたしました。
当社を取り巻く事業環境は、IT技術の進化などにより、かつてないスピードで変化しております。このような状況のなか、当社が持続的に成長するためには収益構造に厚みを持たせることが重要な課題であると認識しており、その解決に向け、長期的な成長のための基盤づくりの期間と位置づけた中期経営計画(2017年度-2019年度)を推進しています。本中期経営計画の柱となる以下の3事業は、いずれも計画に沿った施策を進め、成果を出しつつあります。
ATMプラットフォーム事業では、当社のATMインフラをプラットフォームと位置づけ、ご利用されるお客さまを増やすための施策を展開しております。堅実なATM設置台数の拡大を継続する一方、技術革新の成果を積極的に取り入れることで、従来の概念にとらわれない新たなATM利用スタイルの創造に取り組んでおります。当中間期では、スマートフォンでATM入出金取引きが行える「スマートフォンATM取引サービス」の拡大に取り組んだほか、新たに決済分野へ参入した事業会社との提携などにより、当社ATMサービスの拡充に努めました。
決済口座事業では、既存サービスの利便性向上・収益力強化に加え、セブン&アイグループの店舗に来店されるお客さまに、多彩な業態を有する総合流通グループとしての強みを活かした新しい金融サービスを提供するための取り組みを進めております。
海外事業では、米国子会社FCTI, Incによる米国セブン‐イレブン店舗へのATM設置を2017年8月より開始しました。2018年春には米国セブン‐イレブン約8,000店舗への設置を完了する見込みです。
私たちは、時代とともに変化するお客さまのニーズに的確にお応えし、社会に必要とされる存在であり続けることが重要だと考えております。これからも社会課題の解決と企業としての成長を両立させる方針のもと、常に信頼される銀行であることを目指し、すべてのお客さまにとって安心・安全な金融サービスをお届けすることに誠実に取り組んでまいります。
ステークホルダーの皆さまにおかれましては、今後とも変わらぬご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2018年1月
代表取締役会長
安斎
代表取締役社長
二子石 謙輔