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interview04

セブン銀行ならではの体験をコンセプトに、
こだわり抜いた第4世代ATMのUI・UXの設計

セブン銀行ならではの
体験をコンセプトに、
こだわり抜いた第4世代ATMの
UI・UXの設計

セブン銀行ならではの
体験をコンセプトに、
こだわり抜いた第4世代ATMの
UI・UXの設計

ATMソリューション部
K・G

2011年入社 経済学部卒業

※掲載内容は取材当時のものです

CAREER

1年目

ATMプラットフォーム推進部
提携金融機関(当社ATMで利用できる金融機関)営業窓口を担当。

2年目

ATMプラットフォーム推進部
駅、商業施設などへのATM導入営業に従事。

4年目

ATMプラットフォーム推進部
提携営業業務に従事。共同キャンペーンの企画や実施、セブン銀行グループソリューション営業、ATMの置替え提案などを担当。

7年目

ATMソリューション部
ATM開発・システム管理を担当。第4世代ATMの開発では新型ATM画面のUI開発に従事。

01

セブン銀行を志望した理由とこれまでのキャリアを教えてください。

大学ではミクロ・マクロ経済学とマーケティングを専攻、ゼミでは二酸化炭素の排出権取引など、環境政策への経済学理論の応用を研究しました。社会基盤の維持貢献に関心があったので、志望業界は金融とインフラでした。セブン銀行を志望したのは同業他社と競争するのではなく、共存共栄をめざす理念に共感したからです。また徹底したお客さま視点で「あったらいいな」を追求する姿勢も私の価値観と合致するものでした。
入社後はATMプラットフォーム推進部で、営業の担当者として、提携金融機関(当社ATMで利用できる金融機関)に対し、さまざまな提案活動を行いました。たとえば新社会人が誕生する春に向けて、口座開設数を増やすための共同キャンペーンを企画・実施したり、提携金融機関のATMから当社ATMへの置替えを提案したりしました。当社のATMに置替えることによって、提携金融機関はATMの維持コストを削減でき、当社はATMの台数を増加できる等のメリットがあります。提携金融機関の声を聴き、ニーズに応える提案をしていく業務を6年間にわたって担当しました。
一方、現在のATMソリューション部は、思い描くサービスや機能を具体化・実現化させるシステム開発部門です。私が異動した2017年はちょうど第4世代ATMの開発に着手した時期であり、私はプロジェクトの初期段階から参画する幸運に恵まれました。

02

第4世代ATM開発プロジェクトでK・Gさんが果たした役割は?

操作画面や筐体(外装)デザインなど、主にATMのUI・UX設計を担当しました。インフラ・プラットフォームという性質上、ATMは、老若男女、ITに慣れている方もそうでない方も含め、すべてのお客さまにとって使いやすく親しみやすいものでなくてはなりません。実は第3世代ATMは操作性に優れ、非常にわかりやすいと高い評価を受けている名機です。その長所を継承しつつ、これまで見たことがないものを創るにはどうすればいいのか。一歩前を進みつつも、誰も取り残さないデザインとはどうあるべきなのか。プロジェクトはその実現に向けての試行錯誤の繰返しでした。
たとえばATMを使うたびに新鮮さを感じてもらえるようなUXを意識して操作画面にアニメーションを入れてみたところ、モニター評価では「楽しいけれどATM操作に集中できない」とのご指摘をいただきました。操作速度も、速過ぎると感じられる方もいらっしゃれば、遅く感じられる方もいらっしゃいました。何度もモニター評価を繰返し「他のATMにはない、セブン銀行ならではの利用体験を演出しながらも、使いやすさを損なわないATM」の着地点を見出すのは、とても大変でした。

03

UI・UX設計で工夫した点、こだわった部分とは?

まず、筐体デザインはかなりチャレンジングなものに仕上がったと思います。現金の出入れだけでなくいろいろなことができる多機能端末としてのイメージを持ってほしい、より親近感・安心感を持ってほしいという思いから、デザインを一新しました。全体的に丸くて一見マルチメディア端末のようですが、第3世代ATMに慣れ親しんだお客さまにも、ご利用されたことのないお客さまにも「セブン銀行のATM」だとすぐにご認識いただける。この「ATMに見えるか見えないかギリギリの線」で勝負しました。
UI・UXでは音にもこだわりました。操作音には人の耳に優しいピアノの音を採用。金額入力時には数字ごとに異なる音をランダムで奏でてプライバシーを守りながら出しゃばり過ぎない遊び心を加えています。また共同開発メーカーの方とも一緒に検討する中で「セレンディピティ、つまり、素敵な偶然や発見を散りばめた“セブン銀行ならではの体験”というコンセプトはどうだろう」というアイデアをいただき、日常の中で偶然に虹を見つけるような、さりげないユーザー体験を散りばめています。たとえば、季節ごとや、取引きが進むごとに、背景が変わったり、取引開始時に桜吹雪が舞ったりと“気づいた方だけが少し楽しめる”仕掛けなどです。SNSに投稿されている仕掛けもありますが、一方でまだ投稿がない仕掛けもあります。それ以外にも視線誘導・操作誘導のためのアニメーションや光の演出、しっかり耳に届く取忘れ警告音など、例を挙げればキリがありません。つまり、あらゆる部分にプロジェクトメンバーのこだわりが詰め込まれたATMなのです。

04

今後の目標、ビジョンを教えてください。

第4世代ATMは、2019年9月にリリースされ、現在全国で入替えが進められています。今後はATMに搭載された顔認証機能を使った新しいサービスがスタートします。そうした新サービスに伴うUI・UX設計が私の次のステージです。
これまで私は、設置先や提携先などの声を聴く営業と、思い描いたサービスや機能を具体化・実現化させるシステム開発の両方を経験してきました。その「お客さま視点」×「モノづくりのノウハウ」は私の大きな武器であり財産だと思っています。今後はキャリアの中で得たこの武器を活かし、新しいビジネスやサービスの立ち上げに関わり、全体を俯瞰的に見て、力強く推進していくプロジェクトリーダーの役割を果たしたいと考えています。フロントもシステムも経験した私だからこそできることがあると信じています。

FUTURE
あなたが実現したい、次の「あったらいいな」

ATMを「現金を入出金するための端末」から、街中の困りごとをお助けする“ネコ型ロボット”みたいな存在にしていきたいです。たとえば、何かの手続きで困ったときはATMが解決してくれる、頼めばお金だけでなく思い出も預かってくれる、など。そうなるとATMは人生のセーブポイントであり、タイムカプセルです。お客さまの暮らしと人生に寄り添う、そんな血の通ったATMを目指していきたいです。

SCHEDULE
1日のスケジュール

  • 9:45

    勤務開始
    子どもたちを保育園に送った後、遅めのシフトで業務スタート。メールチェック、その日の打合せアジェンダや資料を確認。

  • 10:00

    担当プロジェクトの開発会議
    参加者の認識を合わせながら、新しいサービスや新機能を実現するための細かい仕様を議論し決定。

  • 12:00

    昼食
    職場の近くでランチ。テイクアウトのお弁当を買って社内ラウンジで食べることも。

  • 13:00

    事務処理
    午前の会議で決まったことを関係者に展開するための資料を作成。プロジェクト着手前の構想段階の案件を進める際は、経営陣への説明のための企画書なども作成。

  • 15:00

    担当プロジェクトの開発会議
    複数の担当プロジェクト会議に参加。

  • 18:30

    退社

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