株式会社江戸一さま
入金コスト60%削減!入金にかかる手間も30%超の削減を実現
入金専用カードを使って、セブン銀行ATMから原則24時間365日、売上金を入金できるセブン銀行の「売上金入金サービス」。お近くのセブン‐イレブンやショッピングモール内のATMから手軽に入金でき、現金管理のリスクや入金事務の負担を軽減できるサービスです。
焼肉・寿司中心の食べ放題セルフバイキングレストラン「すたみな太郎」などを全国展開する株式会社江戸一さまでは、店舗の売上金管理にセブン銀行の売上金入金サービスをご利用いただいています。同サービスの導入により、従来と比べて入金手数料などのコストを60%削減したほか、入金作業にかかる手間も30%以上削減することに成功しました。どのようにして、これほどの効果を実現したのでしょうか。
株式会社江戸一の経理財務部・高橋さんと営業部・草刈さんに、セブン銀行のバンキング統括部・三谷と共にお話を伺いました。
食べ放題バイキングのパイオニア。「現金決済」の多さが入金業務の課題に
――まずは、江戸一さまの事業内容について教えてください。
株式会社江戸一 経理財務部高橋さん
高橋:株式会社江戸一は、1965年に大衆居酒屋チェーンを創業して以来、一貫してお客さま第一主義を掲げて、時代のニーズに応える食のスタイルを追求してまいりました。1978年には、日本初となる焼肉・寿司の食べ放題セルフバイキングレストラン「すたみな太郎」の1号店を開店。現在は全国に73店舗を展開するバイキングレストランチェーンへと成長を遂げています(2026年4月現在)。
食べ放題文化を牽引してきた30年を超える実績と、オペレーションノウハウを強みに、これからも食の楽しさを提供し、地域に愛されるレストランであり続けることを目指しています。
――ご来店されるお客さまはファミリー層や学生が多いとのことですが、キャッシュレス化が進む中でも現金ニーズは高いのでしょうか。
高橋:そうですね。キャッシュレス決済を利用される方もいらっしゃいますが、現金決済が主流となっています。例えば、小・中学生のスポーツ団体など、大人数でご利用いただく機会も多いのですが、代表の方が会費を現金で集めてまとめてお支払いされるケースがよく見られます。都心の店舗であっても、現金ニーズは根強いというのが現状です。
――現金決済が多い中で、売上金の入金についてはどのような課題があったのでしょうか。
株式会社江戸一 営業部草刈さん
草刈:一番の課題は、入金にかかるコストです。以前、売上金の入金に利用していた金融機関のATMは、紙幣の入金枚数が1回につき50枚まで、という上限がありました。そのため、土日や祝日など売上金が多い日には一度で入金できず、数回に分ける必要がありました。1回の入金ごとに数百円の手数料がかかるため、2回入金すれば手数料も2倍に膨らんでしまいます。そこが大きなネックになっていました。
――入金の作業負担についていかがでしたか?
草刈:以前利用していたATMは、お札の処理速度が遅く、入金に時間がかかることが負担でした。弊社には「前日の売上を翌日の午前11時までに入金する」という全店舗共通のルールがあり、店長などホールの責任者が、開店準備の時間帯に入金へ向かいます。入金に時間がかかり責任者の不在が長引くと、急な電話やイレギュラーへの対応が滞るなど、店舗運営に支障が出ていました。
また、メンテナンス等でATMが急に使えなくなるといった、取引時間帯の制限も課題でした。11時までに入金するために、売上金を持って別のATMへと移動しなければならないこともあり、多額の現金を持ち歩くリスクやプレッシャーを感じていました。
高橋:現場だけでなく、全店舗の売上金を管理する本部の経理部門においても、入金が複数回に分かれてしまうことによる作業負担が発生していました。1つの店舗で1日に2回以上の入金があると、経理担当者は店舗ごとの入金額を合算する必要があります。それが数十店舗分ともなれば、毎日の集計作業は相当な負担になっていました。
コスト削減への期待と、セブン銀行ATMの「使いやすさ」が導入の決め手
――売上金入金サービスに注目したきっかけを教えてください。
高橋:以前から入金コストについては常に課題意識があったため、売上金入金サービスのお話を伺った際、自社の課題解決にマッチするのではないかと期待を持ちました。元々弊社では、コストの高い「集配金サービス」と比較して、各店舗からATMで入金する方法を採用していたのですが、さらにコストを抑えられる手段があるのならぜひ検討したいと、前向きに話が進みました。
――売上金入金サービスを選ばれた理由として大きかったのは、どのような点でしょうか?
高橋:コスト削減への期待はもちろんですが、セブン銀行ATMが「身近で使いやすい」という点も大きかったです。多くのスタッフが普段から操作に慣れていますし、セブン‐イレブンは各店舗の近くに数多くあります。もし立ち寄ったセブン‐イレブンのATMが使えなかったとしても、すぐに別の拠点へ向かえばいい、という選択肢の多さは魅力的でした。
導入ポイント①:入金等に関するコストを60%削減
――売上金入金サービスの導入後の成果については、期待どおりでしたか?
高橋:一番の課題だった入金コストについて、期待以上の成果を感じています。以前は紙幣の入金枚数に上限があり、複数回に分けるたびに手数料がかかることがネックでした。売上金入金サービスでは、入金回数に縛られないサブスクリプション型のプランをご提案いただいたことで、追加コストを気にせず入金できるようになりました。
それに加え、他行宛の振込手数料が150円(税抜)になったことも大きなポイントです。入金と振込、両面での手数料削減が叶った結果、以前と比べて入金関連のコストを60%も削減することができました。このような成果が出たため、振込を全てセブン銀行のビジネスWEB(法人向けインターネットバンキング)に集約し、更なるコスト削減を計画しています。
導入ポイント②:入金に関する手間を30%超削減
――入金作業の業務負担については、どのような変化がありましたか?
草刈:セブン銀行ATMはお札の処理速度が速く、「ATMの前で待機する時間が減った」と現場からも好評です。さらに、1回で300枚まで紙幣を入金できるため、今ではほとんどの店舗が1回の手続きで入金を終えられるようになりました。その結果、店舗スタッフによる入金回数自体を33%減少させることができました。
また、原則24時間365日利用でき、設置箇所も多いため、入金時間や場所の制約を受けにくい点も魅力です。店舗の周辺に複数の入金拠点があることで、現金を持ち歩くリスクやプレッシャーも軽減されていると感じます。
高橋:導入以前と比べて、本部の経理業務も効率化しています。以前は複数回に分かれた入金額を1店舗ごとに合算する作業が毎日発生していましたが、現在は1回の入金で完結するケースが多くなり、集計作業の負担が減りました。
また、インターネットバンキングの操作効率が向上したことも相まって、本部の経理処理時間は30%程度削減されています。数十店舗分の集計作業が1回にまとまる効果は、思っていた以上に大きかったです。
導入ポイント③:硬貨対応は従来と変わらない運用
――セブン銀行ATMでは硬貨の入金ができませんが、両替など硬貨の運用はどのようにされていますか?
草刈:弊社では売上金入金サービスの導入前から、硬貨の入金を最小限にする運用を続けています。そのため、セブン銀行ATMで硬貨が扱えないことに対して、特に不便は感じていません。店舗で受け取った硬貨は釣り銭として店内で循環させることを基本とし、過不足が生じた場合のみ月1回程度、金融機関で両替を行っています。
釣り銭準備金は固定せず毎日流動的に管理しており、レジ締め時に「前日の釣り銭準備金の端数」と「当日の売上金の端数(小銭)」を合算して、1,000円を超えた分をお札に替えて入金するという仕組みです。これにより、店舗に大量の硬貨が蓄積するリスクを防いでいます。
また、メニュー価格の設定により、5円・50円硬貨が釣り銭として発生することはほとんどなく、1円・10円・100円硬貨のみで対応が可能です。こうした工夫によって、硬貨の効率的な運用を実現しています。
株式会社セブン銀行 バンキング統括部 三谷
三谷:売上金入金サービスの導入において、セブン銀行ATMでは硬貨の入金ができないという点を課題に感じられる企業さまも多い中、江戸一さまのこの柔軟な運用方法は、大変参考になる事例です。キャッシュレス化が進む中で、現金管理を効率的に両立するアイディアだと感じています。
導入はスムーズに完了。店舗からの反対意見はゼロ
――売上金入金サービスの導入にあたり、セブン銀行ではどのようなサポートを行いましたか?
三谷:江戸一さまにとって、セブン銀行での口座開設は初めてのことでしたので、まずは移行に関する不安をしっかりと取り除けるよう努めました。具体的には、全店舗の所在地と最寄りのセブン銀行ATMの距離感を可視化した資料を作成し、導入によっていかに入金が便利になるかを具体的にイメージしていただきました。
また、導入が決まってからは、インターネットバンキングの操作説明にも力を入れました。本サービスでは売上金をインターネットバンキングで一括管理することになりますので、振込先の登録方法や入出金明細の照会手順など、日々の経理実務に即した操作方法を一つひとつ丁寧にご説明させていただきました。
――導入に際しての準備や、現場の反応はいかがでしたか?
草刈:導入時の準備としては、全店舗への事前の説明と、入金専用カードを各店舗へ郵送する際に案内文を同封した程度で、とてもシンプルでした。
ここで特に役立ったのが、セブン銀行から提供いただいた、各店舗の近隣にあるセブン銀行ATMの位置を示した地図です。実際に店舗で働く店長たちに共有したところ、「自分の通勤ルートとは逆側にもあったんだ」「こんなに近くにあるとは気づかなかった」といった声が多く上がりました。
こうした分かりやすい資料のおかげで、店舗への説明も問題なく進み、新しい入金フローへの移行に対して、現場からの反対意見は一切出ませんでした。
高橋:インターネットバンキングの使い方について、経理担当者に対して丁寧にご説明いただいたことも大きかったです。新しいシステムへの切り替えに伴う不安を導入前に払拭できたことで、現場・本部ともにスムーズな移行ができました。
――最後に、売上金入金サービスに今後期待することについてお聞かせください。
高橋:今後は決済手段のさらなる多様化も検討しています。現在もクレジットカードやバーコード決済など各種キャッシュレス決済に対応していますが、今後も更に利用件数や決済手段の種類は増加していくと思われます。このようなキャッシュレス化に対応していく中でも、現金入金のコストと手間を抑える仕組みとして、セブン銀行の売上金入金サービスを活用し続けていきたいと考えています。
三谷:セブン銀行のATMは現在、全国に28,000台以上設置されていますが、今後もさらに設置箇所を拡大してまいります。2026年春より4年程度かけてファミリーマートに設置されている約16,000台のATMをセブン銀行ATMに置き換える計画も進んでおり、より多くの場所でご利用いただけるようになります。
また、セブン銀行のインターネットバンキングをご活用いただくことで、さらなるコスト削減と効率化もご支援してまいります。今後も売上金入金サービスをより使いやすく進化させ、お客さまのご期待に応えられるよう取り組んでまいります。