
いつでも
取り組むべき社会課題
金融を取り巻く環境は大きく変化し、デジタル決済が拡大する一方で、高度化・巧妙化が進む金融犯罪やサイバー攻撃の増加など、安心・安全な決済インフラの提供は重要課題の一つ。また、自然災害による被害が甚大化する中、安心・安全な生活基盤の確立や支援が必要とされる。
目指すべき姿
平時・有事にかかわらず、万全なセキュリティ体制と、緊急時でも稼働休止を最小限に留める態勢を構築し、日常の暮らしの中で、いつでもご利用いただけるATMサービスを提供し、社会に安心・安全を与える社会インフラとなる。
セブン銀行の主な取組み
いつでも安心・安全に使えるセブン銀行ATM
「止まらないATM」を支える工夫
セブン銀行ではお客さまの日常の暮らしのそばに、いつでもどこでも安心・安全に使えるATMネットワークを整備し、便利な各種サービスの提供を支えています。
以下のような取組み等を通じて、全国に27,000台以上設置しているATMの稼働率は99.98%を誇っております。
● システム拠点の二重化
重要なシステム・機能を東西に設置し、常時稼働させることで、24時間365日「止まらないATM」を実現しています。また、万が一大規模災害発生した時には、一方の拠点で業務継続できる態勢を整えています。
● 「現金切れ」「障害発生」の未然防止と迅速復旧
パートナー企業との連携により、全台のATMやネットワークをリアルタイムで有人監視し、安定稼働を支えています。予期せぬ故障が発生した場合は、専門知識を持つ保守担当者が出動し迅速な復旧に努めます。
また、変化する決済ニーズに対応するためATMの現金需要予測のAI活用や、各種部品の故障を予測する予防保守などさまざまな取り組みを行っています。

お客さまに安心してご利用いただくために
セブン銀行のATMでは暗証番号や金額入力ボタンの覗き見防止対策を実施しているほか、振り込め詐欺被害を防ぐため、ATMでお振込みをされる際には、画面表示や音声での注意喚起を行っております。また、ATMに取付けられた不審物や異常取引の検知、カード情報の不正取得被害(スキミング被害)への対策も常時行っています。
預金口座開設後も口座の不正利用などを抑止し、お客さまに安心してご利用いただくため「継続的な顧客管理」を実施し、お客さま情報の最新化を図っております。新型ATMでは「+Connect」の機能「ATMお知らせ」「ATM窓口」を活用し、簡単便利に、そして安心してお客さまに回答していただけることで、従来の方法と比べてより多くのお客さまからのご回答をいただいています。

災害における支援
2011年3月の東日本大震災後、ATMの営業再開に相応の時間が必要な地域へ移動ATM車両を派遣しました。
2015年10月から2016年3月には、東京電力福島第一原子力発電所事故による避難指示区域に指定されている福島県の葛尾村へ定期的に移動ATM車両を派遣し、地域の復興支援を行いました。

社会全体の安心・安全に貢献
金融犯罪防止に向けた対応
セブン銀行では、すべてのお客さまに安心してご利用いただけるよう、これまで培ってきた金融犯罪対策のノウハウや、全国27,000台以上のATMネットワーク、さらには、セブン銀行グループのITソリューション構築力等の知見を活かし、金融犯罪の未然防止に積極的に取組んでいます。
昨今、反社会的勢力や詐欺集団によるお客さまを標的とした金融犯罪の巧妙化・高頻度化が進んでいます。
セブン銀行は、ATMを中心とした非対面取引を基本とする銀行としての特殊性を認識し、お客さまに安心してご利用いただけるよう、金融犯罪の防止とお客さまの財産保護に注力するため、金融犯罪対策の専担部署である金融犯罪対策部を設置しています。
社内各部署やグループ会社と連携して、お取引きのモニタリングやフィルタリング、不正利用情報の監視などを実施することで、マネー・ローンダリング・テロ資金供与・拡散金融対策、不正利用口座の排除、特殊詐欺等の発見と防止、警察等捜査機関等への適切な連携を行っています。

静岡銀行と共同で新たな不正検知アルゴリズムを共同開発
金融犯罪の未然防止や被害拡大防止に取組んでいるグループ会社の「ACSiON」は静岡銀行と共同で、不正取引の予兆が認められた口座を即時に検知するアルゴリズムを開発し、不正検知プラットフォーム「Detecker」で本格的な運用を開始しました。不正口座利用の未然防止や不審な取引等の検知精度に高い効果が認められています。
また、本人確認プラットフォーム「proost」では、蓄積された知見を元に開発された偽造免許証の識別アルゴリズムの本人確認業務での利用が始まっています。

警察、公的機関、提携金融機関等との連携
セブン銀行では、全国の警察や国税局、弁護士会などの公的機関からの要請に対し、年間10万件以上のATM搭載カメラ画像や口座取引の照会などの協力を行い、金融犯罪摘発に貢献したとして警察から感謝状をいただいています。
また、事務受託を担うグループ会社の「バンク・ビジネスファクトリー(BBF)」は2024年1月に為替取引分析業の許可を取得し、受託金融機関を含めて不正取引の対策強化を図るなど、社内外との協力体制を一層強化しています。
そのほか、現職警察官や提携金融機関の金融犯罪対策担当者の研修受け入れを実施するなど、外部とのリレーションを強化し、積極的にノウハウの相互活用や蓄積を図っています。

具体的な取組み
重点課題に対する様々な形での取組みを記事形式でご紹介しています。

- セブン銀行のサステナビリティ
- メッセージ
- サステナビリティマネジメント
- ESGの取組み
- Environment(環境)
- Social(社会)
- Governance(企業統治)
- 重点課題
- 重点課題 トップ
- 根源的価値
いつでも安心・安全に使える社会インフラを提供する - 社会的価値
誰でもどこでもアクセスできる多様なサービスを実現する - 新たな価値創造
お客さまの期待を超えたユニークな価値を創る - 価値創造の源泉
誰もが活躍できる社会づくりを進める トップ - 将来への価値創造
豊かな社会と地球の未来に貢献する
- セブン銀行の社会貢献活動
- 未来世代のために
- 社会貢献活動(募金・寄付・環境保全など)
- その他会社情報
- 株主・投資家のみなさま
- 会社情報
- 採用情報