重点課題の
策定と推進

重点課題の策定と推進

重点課題の策定プロセス

セブン銀行グループでは、サステナビリティを長期的な経営戦略の根幹に位置づけ、本業を通じて、多様化する社会課題の解決と新しい価値創造を目指し、さまざまな取組みを実践しております。その中で、パーパスを実現するための価値創造の観点から、当社グループとして優先的に取り組む課題を5つ抽出し、「重点課題」として掲げております。

5つの重点課題(マテリアリティ)

資本への影響

5つの重点課題に取り組むにあたっては、当社が目指す姿を明確にし、SDGs達成への貢献を紐づけるとともに、当社の価値創造における資本にどのような影響をおよぼすかを整理しています。

重点課題 当社が目指す姿 SDGsへの貢献 資本への影響
財務資本 人的・知的資本 社会・関係資本 製造資本 自然資本

いつでも安心・安全に使える
社会インフラを提供する

平時・有事にかかわらず、万全なセキュリティ体制と、緊急時でも稼働休止を最小限に留める態勢を構築し、日常の暮らしの中で、いつでもご利用いただける多様なサービスを提供し、社会に安心・安全を与える社会インフラとなる
  • SDGs目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう
  • SDGs目標16:平和と公正をすべての人に
  • SDGs目標11:住み続けられるまちづくりを
  • 年間10億件を超えるATM取引で創出される収益
  • 「 止まらないATM」を実現するオペレーションの構築
  • 安心・安全な金融サービスを提供する仕組み
  • ATMネットワークを支えるパートナー企業との強固な関係構築
  • 高機能/高性能を誇るATM筐体の設計

誰でもどこでもアクセスできる
多様なサービスを実現する

「社会で最もやさしいデジタルチャネル」を目指し、世界5カ国で5万台を超えるATMネットワークを通じて、いつでもどこでも誰もがアクセスできる社会インフラを確立し、必要とされる多様なサービスを提供する
  • SDGs目標1:貧困をなくそう
  • SDGs目標8:働きがいも経済成長も
  • SDGs目標10:人や国の不平等をなくそう
  • SDGs目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
  • 多様なニーズに応えるサービス提供による収益機会の拡大
  • 多様なサービス開発における知的資本の蓄積(日本初・世界初・業界初の技術力)
  • 毎日294万人を超えるATMご利用者との顧客接点
  • ATMとつながる680以上の提携先との関係構築

お客さまの期待を超えた
ユニークな価値を創る

「近くて便利」「安心・安全」をベースに、従来の金融サービスの概念にとらわれない「小売×金融」の新たなサービスの発展を通じて、日々の暮らしの中で、お客さまとつながる新たな価値を創造する
  • SDGs目標8:働きがいも経済成長も
  • SDGs目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう
  • SDGs目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
  • 新たな領域でのサービス提供による収益機会の拡大
  • AI/データ活用による業務効率化でコスト削減
  • 独自のUI/UX開発による知的資本の蓄積
  • AI/データ活用による社員スキルの向上
  • AI/データ活用による新サービスの開発
  • 外部パートナー企業との価値共創

誰もが活躍できる
社会づくりを進める

セブン銀行グループ全体として、人権と多様性を尊重し、誰もが生きがい・働きがいを実感できる企業を目指し取り組む。さらに事業パートナーや提携先企業にも広げることで、多様性が活きる社会の実現につなげる
  • SDGs目標5:ジェンダー平等を実現しよう
  • SDGs目標8:働きがいも経済成長も
  • SDGs目標10:人や国の不平等をなくそう
  • モチベーションの高い人財による成長戦略の目標達成
  • 高い企業イメージによる人財獲得コストの低減
  • 働きやすさと働きがいを通じたエンゲージメントおよびパフォーマンスの向上
  • 多様な人財の活躍によるイノベーションの創出
  • 社外とのネットワーク構築によるブランド/レピュテーションの向上

豊かな社会と
地球の未来に貢献する

将来世代に向けて地球と社会の未来を引き継ぐために、企業市民として、金融機関として、企業も社会も地球も持続可能であるためのさまざまな課題解決に取り組む
  • SDGs目標4:質の高い教育をみんなに
  • SDGs目標12:つくる責任 つかう責任
  • SDGs目標13:気候変動に具体的な対策を
  • 環境リスクの低減に向けた取組みによる将来的な気候変動コストの低減
  • 社員の環境意識の醸成による環境配慮型サービスの開発
  • ATMパートナー企業との協働による環境・社会課題解決への取組み
  • 新たな環境配慮型ATM開発の可能性
  • ATMネットワーク全体での環境負荷低減の取組み

重点課題の取組み

各重点課題においては、社会課題の解決につながる中長期目標を掲げており、当社グループのあらゆる業務、さまざまな取組みが紐づいています。特に、当社グループが注力する独創的で特徴的な取組みについてご紹介します。

重点課題 中長期的な目標 成果指標(2024年度取組実績) 2024年度実績 目標

いつでも安心・安全に使える
社会インフラを提供する

  • 止まらない社会インフラの実現

24時間365日利用可能なATM

ATM稼働率 99.98%

ATM稼働率 99.98%以上

  • 堅牢なセキュリティ対策の徹底
  • 安心・安全な金融インフラ・
    サービスの基盤構築

お客さまを金融犯罪から守るための不正利用防止対策を強化し、安心・安全な金融取引きの仕組みを金融業界全体へ拡大

  • AML/CFT・金融犯罪対策カンファレンスの開催による、金融業界全体の理解・対策の底上げに貢献
  • グループ会社ACSiON:
    ー グーグル・クラウド・ジャパン合同会社と連携してフィッシング詐欺被害抑制を強化
    ー 公的個人認証サービス(JPKI)における主務大臣認定を銀行子会社として初取得し、不正検知ノウハウを組み合わせた新たな本人確認サービスの提供
  • グループ会社バンク・ビジネスファクトリー:
    ー 為替取引分析業の許可を取得し、実効性の高いマネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策プラットフォームを金融機関等に提供

誰でもどこでもアクセスできる
多様なサービスを実現する

  • 安全性・利便性を両立する
    UI/UXの実現

お客さまに声に寄り添い、優れた操作性と魅力的なデザインで、顧客体験価値を向上

  • ATMのソフトウェアやUIデザインを内製する「ATM Design Studio」を立ち上げ、月1件以上の高頻度な改善を実現し、より魅力的なATMサービスを提供
  • 「Myセブン銀行」アプリのデザインコンセプト「デザインシステム」を策定、アプリの明瞭性と視認性を向上させ、安心安全な取引をサポート
  • グローバルなATMネットワークの
    拡大

海外での現金ニーズに対応

海外ATM総利用件数
532.8百万件

海外ATM総利用件数
587.7百万件

  • 多様なニーズに対応する
    ATMサービスの拡充

キャッシュレス・デジタル社会に対応

スマホATM 導入先数
110先(うち銀行22行)

多様なお客さまのニーズに対応したサービスを提供し、 さらなる導入先の拡大と各サービスの認知・浸透を図る

社会課題解決のための自治体給付金に対応

ATM受取 導入自治体数
11先

訪日外国人の現金ニーズに対応

海外発行カード 利用件数
14百万件

視覚障がい者向けサービス拡充

  • 預金口座の入出金と残高照会に加え、2024年10月より音声ガイダンス機能に電子マネーチャージを追加。
    2024年度下期の音声ガイダンス総取引件数は14,221件(前年同期比117.1%)

お客さまの期待を超えた
ユニークな価値を創る

  • 多文化共生社会の実現

簡単・便利・安心な海外送金サービスの提供

海外送金件数
660千件

前年度実績以上

日本にお住まいの外国籍の方への対応

ATMでの外国人口座開設数
3,084件

※2024年12月よりサービスイン

前年度実績以上

  • 誰一人取り残されない
    デジタル社会づくり

ATMがあらゆる手続き・認証の窓口となる世界の実現

「+Connect」提携先数
28先

さらなる導入先の拡大と各サービスの認知・浸透を図る

外部パートナーとの新たな価値協創

  • スタートアップ企業との共創プロジェクトから生まれたATMによるご祝儀収納サービス「つつむと」。2024年度は約600組の挙式で活用され、10,000件以上のご祝儀収納をご利用いただく
  • AI/データ活用による価値創造

AI/データを活かした新たな価値創造への取組み

  • 7iDの買い物データを活用した独自の与信スコアリングAIを開発し、実証実験を実施
  • コンタクトセンターではAIチャットボットの活用により、利便性向上と業務効率化を実現

IT活用による自部署の業務プロセスの改善

市民開発アプリ数
79件

市民開発アプリ数
101件(2026年3月末時点)

生成AI活用による業務効率化の推進

7Bank-Brain(社内生成AI)
社員に占めるMAU率 30.1%

7Bank-Brain(社内生成AI)
社員に占めるMAU率 75%
(2026年3月時点)

誰もが活躍できる
社会づくりを進める

  • 社員の自律的成長と
    自発的なキャリア形成の促進

社員一人ひとりが活躍できる職場環境や制度設計の推進

  • グループ・社内公募の実施、全社横断で異動するオープンキャリアに加え、専門性深化を図る総合職のエキスパートコースを設置するなど、自発的なキャリア形成を支援
  • 社員のウェルビーイングと
    エンゲージメントの向上

エンゲージメントスコア(Wevox)

71

前年度実績以上

有給休暇取得率

81.9%

前年度実績以上

育児休業復帰率

100.0%

100.0%

男性育児休業取得率

61.5%

前年度実績以上

  • 多様性を受け入れ、
    強みに変える企業風土の構築

女性管理職比率

18.7%

2030年までに30%以上

連結社員における海外社員比率

17.1%

前年度実績以上

  • 多様な人権を尊重できる
    社会づくりへの貢献

人権研修受講率

83.4%

100.0%

コンプライアンス研修受講率

100.0%

100.0%

豊かな社会と
地球の未来に貢献する

  • 次世代向け金融教育の推進

金融教育の実施による学生の金融(犯罪)リテラシーの向上

  • 小学生向け金融教育教材を提供し、2024年度末実績で約300校が活用
  • 中学校や高校など16校を訪問し、累計約10,000人の生徒に金融犯罪対策の出張授業を実施
  • 環境問題への取組みの拡充・拡大

GHG排出量

9t-CO2(セブン銀行単体 Scope1)
816t-CO2(グループ連結 Scope2)

前年度実績より削減
長期目標設定については今後検討予定

廃棄ATMの資源循環の仕組みを構築

ATMリサイクル率 約100%

同水準を維持

  • 多様なステークホルダーへの
    社会的責任の遂行

新たな募金スタイルを通じた社会課題解決への貢献

  • セブン銀行ATMで社会福祉団体に募金ができるサービスを提供(2024年度 ATMによる募金受付総額96百万円)
  • チャリティ・キャンペーンを実施し、ラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付金を贈呈(2024年度 チャリティ・キャンペーンを通じた寄付額 3.0百万円)
  • ATM受取サービスご利用時にセブン‐イレブン記念財団への募金を選択することが可能(2024年度 ATM受取サービスを通じた募金受付額 2.6百万円)
  • セブン・カードサービスによるnanacoポイント募金の提供(2024年度 nanacoポイント募金受付額 2.2百万円)

※数値および実績はいずれもセブン銀行単体のもの