重点課題3:誰もが活躍できる社会づくり

セブン銀行が考える社会の変化と課題

日本は出生率の低下とともに高齢化が進み、生産年齢人口が減少しており、今後30年程度で、さらに2,000万人以上も生産年齢人口が低下することが予測されています。企業の持続的な成長を実現するためには、多様な人材・多様な働き方に適した就労環境を整備することが必要不可欠です。特に女性の活躍推進には課題が多く、子育てと仕事の両立ができない、子育て後に就職ができないなど多くの理由で働きたくても働けない女性が多くいます。さまざまな従業員の能力強化による生産性の向上や多様な人材の育成、また、誰もが活躍できる環境をつくることが、人々の豊かな生活と社会の継続的な発展につながるとセブン銀行は考えています。

  • 30年ごとの人口の増減

    出典:総務省統計局「人口推計」
    国立社会保障研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」

  • 男女年齢別就業率(2018年)

    出典:総務省「労働力調査」
    (https://www.stat.go.jp/data/roudou/longtime/03roudou.html)

セブン銀行の変化と課題への姿勢

セブン銀行では、多様な人が多様な形で活躍できる社会づくりに貢献することが企業としての責務であると認識しています。そのため、性別、年齢、国籍等を問わず活躍できる機会の創出、また、育児や介護をしながら働ける就業環境の整備を通じ、一人一人が最大限能力を発揮できるワーク・ライフ・シナジーを推進します。そして、全ての人が公平で平等な生活をおくれるような社会づくりに貢献していきます。

SDGsへの貢献

この重点課題に取組むことで、セブン銀行は誰もが活躍できる環境を築き、持続可能な開発目標(SDGs)3、4、5、8、10の達成に貢献します。

セブン銀行の主な取組み

持続的な成長を支える人財育成

セブン銀行の持続的な成長にとって「人財」は最も重要な財産の1つです。

従業員一人ひとりが最大限能力を発揮し活躍できる環境づくりに取組んでいます。

人財に関する基本的な考え方

セブン銀行が従業員に求めるのは「自ら挑戦する姿勢」「旺盛な成長意欲」「高いコミュニケーション能力」です。これらは、経営理念の一つに掲げる「社員一人一人が、技術革新の成果をスピーディーに取り入れ、自己変革に取り組んでいきます。」を実現するために不可欠なものです。一人ひとりが個性を活かし、力を発揮し成長することが、会社の成長につながると考え、各種制度・施策を導入しています。

2019年4月には、事業ステージの変化への対応と従業員のモチベーション向上のために人事制度を改定しました。今後も、事業や社会の動静を見極めながら、さらなる制度改革を図っていく考えです。

人財の採用

採用にあたっては、セブン&アイグループ企業行動指針に定める「差別的な取り扱いは行わず、雇用における機会均等に努める」ことを原則としています。

新卒採用は、毎年安定的な採用を見込んでおり、配属後は職場内で先輩社員がつき、半年程度のサポートを行っています。一人ひとりのポテンシャルを見極めるため、適切なローテーションを通じて適性を確認しながら中長期的な視点で育成を行います。また、豊富な知見と経験を有するキャリア人材の積極的な採用も進めています。

人事評価

人事評価は、単に処遇を決定するものではなく、社員の成長を促す要素の一つであると考え、公正で透明性の高い評価を目指しています。セブン銀行では、職群別に期待する姿を明確にして、より高いレベルで会社に貢献することを促す行動評価と、高い業績目標を達成することでさらなる成長を促す業績評価の両輪で評価を行っています。

人財の教育・育成

会社が成長するためには、一人ひとりが能力を高めていくことが重要です。当社では、従業員の成長を「プロとしての力を育むステージ」と「プロとしての力を発揮するステージ」とに分け、各ステージに必要な知識やスキルを習得するためのさまざまな研修を実施しています。また、さらに外国語でコミュニケーションがとれる人材育成にも力を入れており、通信教育に対する補助等の語学の習得支援を行っています。

2018年度の研修実績

2018年度の研修実績

多様な人財が安心して働くことのできる職場づくり

セブン銀行では、従業員が自律的に働き、成長できる環境を整えることが、働き方改革の目指すものであると捉えています。その実現に向けて、働く時間・働く場所の自由度を広げるための制度を設けています。

また、従業員が持つ能力を最大限に発揮するためには安心して働ける環境が必要です。当社にとって重要な人財が個人の事情で実力を発揮できないことがないよう、柔軟な働き方の実現に向けた様々なサポートを行っています。

女性活躍の推進

「えるぼし認定」ロゴマーク

女性の活躍推進に関する状況などが優良な企業として、「えるぼし認定」の5つの評価項目すべての基準を満たし、厚生労働大臣から最高位である3段階目の認定を受けました。

次世代育成支援対策推進法への対応

「くるみんマーク」を取得

セブン銀行では、従業員のワークライフシナジーの実現に向けて、「一定水準以上の育児休職取得」「会社と従業員の生活双方を尊重できる環境の改善」「従業員やその家族がワークライフシナジーのあり方を検討できるような施策実施」に取り組んでいます。

障がい者等の活躍支援

障がい者の雇用定着を図るため、東京都障害者職業センターを利用したトレーニングの実施や、聴覚障がい者のための翻訳ツール(UDトーク)を導入するなど、働きやすい職場環境づくりに配慮しています。また、短時間勤務者がフルタイム勤務に移行できるよう、業務内容の見直し・整備を行っています。

その他多様性を支える主な制度・取組み

リ・チャレンジプラン

出産、育児、介護をしながら勤務を継続するための、休職・短時間勤務・時間外休日勤務免除の制度

育児活動休暇

育児を事由とした有給休暇

介護研修

介護に直面しても、制度を活用して勤務を継続できることを周知するための研修

在宅勤務制度

様々な事由で通勤が困難な場合でも勤務を継続できるようにする制度

社員登用制度

契約社員・アソシエイト社員(契約社員から無期雇用転換した者)のうち、一定の条件を満たした場合に社員に登用する制度

嘱託社員制度

60歳の定年後も、本人が希望すれば65歳まで嘱託社員として勤務・活躍できる制度

多様性に関するデータ

従業員・雇用に関するデータ(2019年3月末現在)(人)

従業員・雇用に関するデータ(2019年3月末現在)(人)

  • ※1 従業員数は、役員、執行役員、当社からの社外への出向者、パート社員、派遣スタッフ社員を除き、社外から当社への出向者を含む。
  • ※2 パート社員数:1日8時間換算による月平均人員
  • ※3 女性管理職比率は、当社から7&iグループへの出向者および7&iグループ以外からの出向者を除き、7&iグループから当社への出向者を含む。
  • ※4 障がい者雇用率は2019年4月1日現在
社員登用制度によって社員登用した人数(人)

社員登用制度によって社員登用した人数(人)

従業員・雇用に関するデータ(2018年度)(人)

従業員・雇用に関するデータ(2018年度)(人)

  • ※5 育児休職者は、2018年度中に育児休職を取得した社員
  • ※6 育児中及び復職後の退職者なし
  • ※7 労働災害度数率=(労働災害発生件数/のべ労働時間)×1,000,000
  • ※8 労働災害強度率=(労働損失日数/のべ労働時間)×1,000

従業員の安全・健康の維持・増進

セブン銀行では労働安全衛生規定を定め、その規定にしたがって安全衛生委員会を設置し、毎月開催しています。従業員の健康管理にあたっては健康データ管理ツールを導入し、健康診断の結果や保健師・産業医との面談結果などを一律で管理できるようになっています。

また、残業時間を削減する取組みとして、定時退社励行週間を年2回実施しています。

残業時間が長時間となった従業員に対しては、保健師、産業医による面接指導や健康相談を実施しています。

だれもが快適にご利用できるATM

文字を見やすく、読みやすく

ATMで使用しているUDフォントの例

だれもが見やすい画面・文字を追求し、セブン銀行ATMにユニバーサルデザインフォント(UDフォント)を導入しています。UDフォントとは、区別しづらい画線をなくしたり、空白を確保して文字を判別しやすくするなど、年齢・性別・障がいに関係なく、あらゆる人が快適に視認できるようにした文字です。

視覚障がいのあるお客さまに

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すべてのATMで「音声ガイダンスサービス」をご提供しています。この機能の開発は、実際に視覚障がいのある方にご意見を伺いながら行いました。ATMに備付けのインターホンから流れる音声案内にそってインターホンのボタン操作をすることで、お引出し、お預入れ、残高照会が可能です。約540社の金融機関(銀行をはじめとする預貯金取扱金融機関、および証券会社)のお客さまにご利用いただけます。

杖をお持ちの方に

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杖/ドリンクホルダー

「杖/ドリンクホルダー」の設置

セブン‐イレブン店内のATMに「杖/ドリンクホルダー」を設置しています。ATMでのお取引中に、杖や傘、コーヒーカップなどを置く場所を設けることで、お客さまの利便性を高めています

取引画面の色づかいを見やすく

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だれもが利用しやすい色づかいを追求しており、営業時間やATM手数料などのご案内を除くATM取引画面について、カラーユニバーサルデザイン認証を取得しています。

  • ※「カラーユニバーサルデザイン(略称CUD)」とは、色覚タイプの違いを問わず、より多くの人に利用しやすい製品やサービス、情報を提供する考え方をいいます。

地域・社会の発展のために

認知症サポーターの育成

従業員の認知症に対する理解を深め、認知症の方やそのご家族が安心して暮らせるまちづくりを支援するため「認知症サポーター」の育成に取組んでいます。現在累計138名が認知症サポーターの資格を取得し、地域社会の安心・安全に貢献しています。

  • ※認知症について正しく理解し、認知症の方やご家族を温かく見守り支援する応援者。

『森の戦士ボノロン』への協賛

©NSP2005、
©ボノロンといっしょ。2007

『森の戦士ボノロン』は、読み聞かせを通じて生まれる子どもの「なぜ?」「どうして?」が親子のコミュニケーションにつながることを期待して、偶数月に約100万部発行されている絵本です。

セブン銀行はこの活動に協賛し、全国のセブン-イレブン、デニーズ、セブン銀行の本店等で絵本を配布しています。また、誌面での絵画コンクールや写真募集などで読者とのコミュニケーション促進や、従業員が子どもたちに児童館等で『森の戦士ボノロン』の大型絵本を読み聞かせる「ボノロンおはなし会」イベント等を開催しています。

Topics
全国2,799カ所の児童館に読み聞かせ絵本「森の戦士ボノロン」を寄贈

全国2,722カ所の児童館に読み聞かせ絵本「森の戦士ボノロン」を寄贈

セブン銀行では2011年より、ボノロンがデザインされた社会貢献型キャッシュカードを発行しています。このキャッシュカードを1枚発行するごとに、100円をセブン銀行が拠出し、全国の児童館に絵本『森の戦士ボノロン』を特別編集して寄贈する活動を継続しています。
2018年度は56,998人のお客さまにボノロンキャッシュカードを選んでいただき、製作した絵本を全国2,722カ所の児童館に寄贈しました。

全国2,799カ所の児童館に読み聞かせ絵本「森の戦士ボノロン」を寄贈