重点課題4:環境負荷の低減

セブン銀行が考える社会の変化と課題

環境問題、世界の生物多様性の劣化は、資源や経済といった、企業の事業そのもののゆくえにも大きく関係する、深刻な課題です。特に気候変動化リスクは、海水面の上昇や、異常気象の増加、農漁業への影響など、将来世代まで影響の及ぶ重大な脅威となりえることから、環境負荷低減に向けた取組み強化が必要であるとセブン銀行は考えます。

  • 海面水温の長期変化傾向(全球平均)

    出典:気象庁「地球温暖化に関する診断表」

  • 日本の気温はどのくらい上がったの?

    出典:気象庁「気候変動監視レポート2017」全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より

セブン銀行の変化と課題への姿勢

セブン銀行は、技術革新の成果を取入れた金融サービスの提供を通じて環境負荷の低減に取組むとともに、従業員の環境意識の向上とグループ各社と協働した自然環境の保全活動を推進していきます。

SDGsへの貢献

この重点課題に取組むことで、セブン銀行は環境負荷低減と自然環境保全活動を推進し、持続可能な開発目標(SDGs)7、9、12、13の達成に貢献します。

セブン銀行の主な取組み

気候変動問題への取組み

セブン銀行は、「気候変動問題」を優先して取組むべき重要な社会課題と捉えています。近年、豪雨、地震等の自然災害リスクは増加傾向にあり、社会だけでなく当社サービスにも甚大な影響を与える可能性があります。

当社は、有事においてこそ社会インフラとしての真価が問われるものと認識し、災害発生時のレジリエンスを含めた災害に強いATMプラットフォームを目指して取組んでいます。

また、持続可能な社会に見合うビジネスモデルを実現するために、ATMの開発や運用等における環境配慮型の業務設計等を通じ、環境負荷の低減を推進しています。

ATMの省電力化

現在、全国で稼働している第3世代ATMは、第2世代ATMに対して消費電力を約48%削減しています。これを約25,000台のATMで算出すると、年間で約16,000トンのCO2排出量削減になっています。最新技術を積極的に導入し、お取引きがないときは常に省エネモードにしたことや、ディスプレイのバックライトをLEDにしたことで、大幅に消費電力を削減できました。また、長寿命部品、リサイクル可能な素材を使用しており、資源の有効利用を推進しています。さらに2019年から導入を開始する第4世代ATMでは、さらなる環境負荷の低減を実現してまいります。

  • ※CO2排出量を1Wh=0.579gで換算。

ATMの長寿命化・リサイクル

ATMは設計段階から、リサイクル素材の導入やメンテナンスしやすい構造などを積極的に採用しています。不具合が起きた場合は、パーツごとの取替えやメンテナンスを行い、長く使えるような工夫も取り入れています。

セブン-イレブン店舗の改装や閉店によるATMの入替えや撤去などが発生した際には、使用していたATMは回収し、まだ使用できる機体はメンテナンスを行ってリユースするほか、パーツ単位でも再利用を行います。再利用できない古くなったATMやUPS(無停電電源装置)バッテリーは、リサイクル業者を通じて再資源化し、リサイクル率約100%を達成しています。

ATMの現金補充回数の削減

ATMに現金を補充するためには、警備会社が現金を車両で輸送する必要があります。警備会社では、ATMの利用状況を1台ごとに分析し現金補充回数を削減することで、この輸送にかかるCO2排出量を減らすことに貢献しています。

また、セブン-イレブンの売上金等をATMに入金することで、ATM内の現金がまかなわれ、安定稼働と効率運用を実現しています。この取組みは、セブン-イレブン店舗の運営にとっても、店外のATMや銀行に行き入金する手間が省け効率化につながっています。このような工夫を重ねて、稼働率99.98%を実現しながらも、ローコスト運営をしています。

FSC認証紙の活用

FSC認証紙の活用

ATMに備付けている現金封筒や各種リーフレット、セブンイレブンなどで配布している読み聞かせ絵本『森の戦士ボノロン』などに、FSC認証紙を使用しています。

FSC森林認証とは、適切に管理された森林や、その森林から切り出された木材の適切な加工・流通を証明する国際的な認証制度です。今後も環境に配慮した素材の活用を拡大していきます。

オフィスでの環境配慮

当社は「CSR基本方針」に基づきグリーン調達に関する当社の基本的な考え方を示した「グリーン調達ガイドライン」を定めています。事務用品の購入にあたっては本ガイドラインに規定された調達・発注活動を行い、環境保全活動への貢献に取組んでいます。

オフィスでの環境配慮

  • ※セブン銀行は、政府の要請などを参考として、2010年度を基準年にしています。
    全国に25,000台以上設置しているATMについては、ATM設置施設の電気を使用しているため、グラフに含んでいません。

グループ企業と連携した環境保全活動

従業員による環境保全活動

地球環境保護や地域社会に貢献することを目的に、従業員は当社独自の環境活動をはじめ、グループ全体による各種ボランティア活動に積極的に参加しています。

2018年度はセブン-イレブン記念財団と連携し「セブンの森」での植樹から間伐、下刈りまでの森の保育を行う活動に参加し、森林保全と地球温暖化防止に貢献するとともに、環境保護活動を通じた従業員の環境意識向上を促進しています。

環境意識向上への取組み

従業員の環境意識の向上を目的として、「eco検定®」取得キャンペーンを実施しています。本キャンペーンは、eco検定合格者に対して受験料を全額会社が補助するものです。2014年度からのeco検定の累計合格者数は118名になりました。

  • ※東京商工会議所が主催している環境に関する検定試験。正式名称は環境社会検定試験®。