社会的価値

誰でもどこでも
アクセスできる多様な
サービスを実現する

取り組むべき社会課題

地域格差やデジタルデバイド(情報格差)による課題解決に対応するためには、その代替となる社会・情報インフラの構築が不可欠。官民の連携強化による社会全体でのDX推進があらゆる世代・地域を超えて必要なサービスを享受できる世界の実現につながる。

目指すべき姿

「社会で最もやさしいデジタルチャネル」を目指し、世界5か国で5万台を超えるATMネットワークを通じて、いつでもどこでも誰もがアクセスできる社会インフラを確立し、必要とされる多様なサービスを提供する。

目指すべき姿の表

安全性・利便性を両立するUI/UXの実現

利用体験価値向上の追求

セブン銀行にとって、ATMはお客さまとの最大の接点。銀行員がいなくても短い時間でお客さまのニーズを叶え、心地よい利用体験となるようUI/UXには細部までこだわっています。口座サービスのスマートフォンアプリにおいても、お客さまの要望やご意見を取り入れ、常にアップデートを続けています。

多様なニーズに対応するサービスの拡充

サービスプラットフォームへの進化

キャッシュレス決済の現金チャージや、外国人観光客が日本円を引き出せる海外発行カード取引、金融機関等の窓口業務を行うことができるサービスなど、従来のATMの概念を覆すような多様なサービスを開発・提供しています。

日本全体でのATMシェアでは15%以上まで広がり、預貯金取引や海外発行カード等利用件数も増加し、2024年度の国内ATM利用件数は年間11億件に迫りました。

カードを使わずに入出金取引ができる「スマホATMサービス」の提供

「スマホATMサービス」とは、対応するアプリを使ってATMに表示されるQRコードを読み取ることで、カードを使わずにスマートフォンのみで入出金取引きができるサービスです。今後は既存の提携先だけではなく、カードを発行していない決済事業会社や、スマートフォンによる決済サービスを展開している事業会社の方々にもセブン銀行ATMをご活用いただけるよう、本サービス提供先のさらなる拡大に取り組んでまいります。

「ATM受取」の取引社数が1,000社を突破

当社子会社のセブン・ペイメントサービスが提供する「ATM受取」が首都圏鉄道会社や自治体サービス(給付金や助成金の受取り)などさまざまなシーンで活用され、提携社数は2024年度末時点で1,000社以上となっております。口座情報の取得・管理の手間や送金業務の負担を減らし、原則24時間365日現金で受取可能な利便性の高さが大変好評です。
「ATM集金」や売上金入金サービスなど、お客さまの身近な場所に多数設置しているATMの強みを活かしたユニークなサービスとして、さらなる事業拡大に努めてまいります。

ATM受取提携者数の推移のグラフ、2024年2月情報セキュリティマネジメントシステム国際規格認証を取得

視覚障がい者などのご利用を手助けする音声ガイダンスサービス

セブン銀行ATMではATMのタッチパネルが利用できない視覚障がい者などのご利用を手助けする音声ガイダンスサービスを提供しています。
ATMに備付けのインターホンから流れる音声案内に沿って、インターホンのボタン操作をすることで、お引出し、お預入れ、残高照会、電子マネーチャージが可能です。
操作に不慣れな方でも一人で操作できるよう、操作方法を詳細に音声で案内しているほか、ご利用中は口座残高等がATM画面に表示されないなど、セキュリティやプライバシーの保護にも配慮しております。

  • 提携する金融機関等のうち500社以上が音声ガイダンスサービスの取引に対応しています。

「Myセブン銀行」を起点としたサービス展開

セブン銀行は、最短10分で口座開設できる機能を備えたスマートフォンアプリ「Myセブン銀行」を起点として、デビットサービスやカードローンなど身近で便利な金融サービスの提供を行っています。また、株式会社セブン・カードサービスは、クレジットカードと電子マネー「nanaco」の発行・運営を行っています。
口座サービスと決済サービスが一体となってお客さまの日々の暮らしに寄り添い、小売業発祥ならではのユニークな金融サービスの創出を目指します。

グローバルなATMネットワークの拡大

生活の身近な場所へのATM設置推進

日本と海外を合わせて、約5万台のATMネットワークを展開。総利用件数は16億件以上となり、いつでもどこでもアクセスできる社会インフラを確立しています。

海外事業の展開は現在4カ国です。米国から始まり、インドネシア、フィリピン、2025年1月にはマレーシアでも事業を開始しました。現金ニーズが強く、ATM設置の少ない地域に展開しており、身近な生活拠点で手軽にご利用いただけるATMネットワークを構築しています。

各国のATM台数の図

具体的な取組み

重点課題に対する様々な形での取組みを記事形式でご紹介しています。