重点課題2

新しい金融サービスを通じた生活創造

SDGsへの貢献
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう

この重点課題に取組むことで、セブン銀行はリアルな顧客接点を活かして、全ての人に価値のある金融サービスを提供し、持続可能な開発目標(SDGs)8、9の達成に貢献します。

セブン銀行が考える社会の変化と課題

社会の変化・技術の進化により、お客さまの価値観・ライフスタイルは多様化し、より「近くて便利」な金融サービスが求められています。セブン銀行は、従来の概念にとらわれない金融サービスの革新と機会均等が必要であると考えています。

セブン銀行の変化と課題への姿勢

セブン銀行は、生活スタイルの多様化やシェアリングエコノミー等の普及も取込みながら、従来の概念にとらわれない新しい金融サービスを構築し、毎日の暮らしの中に時代の変化に即した新たな価値を提供していきます。

新たなATM利用スタイル

お客さまとサービスを便利につなぐ窓口に

2023年秋より順次、金融機関向けに、お客さまを特定して届出情報の確認勧奨等を通知する「ATMお知らせ」、口座開設や届出情報の変更などを受付ける「ATM窓口」のサービス提供を開始します。これにより、お客さまは、いつでも近くのセブン銀行ATMで、簡単・便利に安心してお手続きができるようになり、金融機関にとっては、お客さま接点の強化、業務の合理化等を図ることができます。今後は、金融機関以外の事業会社、行政等のサービスとの連携も拡大させ、新たな社会的価値創出に向けて取り組んでまいります。

銀行本支店内へもセブン銀行ATMを展開

行政と民間をつなぐ接点に

全国に設置されたセブン銀行ATMではマイナンバーカードの読取りに対応しており、マイナンバーカードの健康保険証利用の申込が可能です。今後も、こうした行政と連携したサービスの開発・提供に取組んでまいります。

マイナンバーカードの健康保険証利用の申込み

マイナンバーカードを健康保険証として利用するためには、申込みが必要です。

2021年3月より健康保険証利用の申込みがセブン銀行ATMでできるようになりました。

ATM画面の「マイナンバーカードでの手続き」ボタンを押して、その後は画面に従って操作するだけ。マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書のパスワード(4桁の数字)を入力すれば申込みが完了します。

あらゆる認証の基盤に

より厳格な本人確認が求められる社会の変化に合わせて、セブン銀行は安心・安全な認証基盤を提供していきます。運転免許証やマイナンバーカードなどを読取り、顔認証機能と組合わせることによって、国内ATMとしては初めて、犯罪収益移転防止法に対応した本人確認が可能となります。2024年春には、顔認証で現金の入出金ができるサービスを展開予定です。お客さまは、手ぶらで便利に、生体認証で安心・安全に、ATMをご利用いただけるようになります。

新たな決済分野を切り拓く決済事業者との提携推進

より多くのお客さまにご利用いただくため、新たな取り組みとして金融機関以外の資金移動業者などとの新規提携を進めています。

交通系電子マネー等のチャージ取引の拡大

デジタル決済の広がりを踏まえ、より多くのお客さまにセブン銀行ATMをご利用いただくため、2018年10月15日より、全国のセブン銀行ATMで「交通系電子マネー」、「楽天Edy」のチャージ(入金)および残高確認の取扱いを開始しました。これまで、電子マネー「nanaco」のチャージや残高確認で使用していたATMの電子マネーリーダーを活用し、「交通系電子マネー」および「楽天Edy」のご利用が可能となりました。

カードを使わずに入出金取引ができる「スマホATMサービス」の提供

「スマホATMサービス」とは、対応するアプリを使ってATMに表示されるQRコードを読み取ることで、カードを使わずにスマートフォンのみで入出金取引きができるサービスです。今後は既存の提携先だけではなく、カードを発行していない決済事業会社や、スマートフォンによる決済サービスを展開している事業会社の方々にもセブン銀行ATMをご活用いただけるよう、本サービス提供先のさらなる拡大に取り組んでまいります。

口座を介さず現金をATMで受取れる「ATM受取」

口座を介さず現金を受取れる「ATM受取」(現金受取サービス)は、eコマースの普及やシェアリングエコノミーの広がりなどによる、企業から個人への送金ニーズにお応えしたサービスです。お客さまは企業から電子メールなどで送付される番号をセブン銀行ATMで入力するだけで、いつでも現金を受取ることができます。また、銀行口座を介さないため、企業はお客さまの口座情報の収集・管理が不要となるなど、企業とお客さま、双方の利便性が格段に高まります。

「ATM受取」が自治体給付金でも利用可能に

全国のセブン銀行ATMで原則24時間365日、企業からの送金を受取れる「ATM受取」サービスで、自治体からの給付金も受取れるようになりました。自治体側には煩雑な事務作業を軽減できるメリットがあるとともに、住民の方にとっても、申請から受取りまでスピーディーにセブン銀行ATMで給付金を受取れることで、利便性が大幅に向上します。

首都圏鉄道でも「ATM受取」の採用が拡大

「ATM受取」サービスでは、現金だけでなく、電子マネーでの受取りも可能です。この利点を活かし、半数以上の首都圏大手私鉄各社と提携し、各鉄道会社のポイントを交通系電子マネーへのチャージとして受取れるようになりました。駅の券売機だけでなく、いつでもお近くのセブン銀行ATMで受取れるようになったことで大変好評です。

ATMでの募金サービス

ATMが環境や社会課題解決の橋渡し的存在になるべく、ATMで募金ができるサービスを2021年に開始しました。ATMでの募金は振込みではなく直接募金先に現金を投入する「募金箱」のイメージで募金ができることから、多くのお客さまにご利用いただいております。2023年度からは全国にあるすべてのセブン銀行ATMに募金サービスを拡大するとともに、募金可能な団体を増やしました。今後もお客さまとともに、環境や社会課題解決に取組んでまいります。

募金可能な団体(2023年7月末現在)
一般財団法人 セブン - イレブン記念財団、公益財団法人 日本ユニセフ協会、特定非営利活動法人 国境なき医師団日本、日本赤十字社、公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン

  • 募金可能な団体は随時変更となります。募金する際にATMでご確認ください。

ユニークなサービス

「お買い物投資コレカブ」

「小売×金融」の発想から生まれた、誰でも気軽に始められる投資サービス「お買い物投資コレカブ」を2022年11月より開始しました。商品のバーコードを読取ると関連する株式を見つけることができるなど、セブン銀行ならではのユニークな機能を搭載。スマートフォンアプリ「Myセブン銀行」を通じて約300銘柄(日本株・米国株・ETF)の株式売買や積立投資が1株数百円からお取引きすることができます。さまざまなミッションを通じて、「カブ」を「コレ」クションするように楽しみながら気軽に投資を始めて、無理なく継続できます。

後払いサービス

2021年9月より、株式会社カンムの提供するVisaプリペイドカード「バンドルカード」のセブン銀行後払いサービスの提供を開始しました。セブン銀行後払いサービスは外部サービス事業者向けに提供するサービスで、セブン銀行が債権金額の全額を回収いたします。

銀行業務で培った審査・不正検知等のノウハウを活かし、外部サービス事業者に提供することで、あらゆる人が便利な金融サービスにアクセスできる社会を目指します。

働き方の多様化を金融面でサポートする「リアルタイム振込機能」

セブン銀行は、口座サービス以外にも、生活スタイルの多様化やシェアリングエコノミー等の普及も取込みながら、従来の概念にとらわれない新しい金融サービスを構築しています。働き方の多様化を金融面でサポートする「リアルタイム振込機能」は、企業が行う各種振込について、外部サービス事業者との連携(API接続等)により、即時振込を実行する機能です。例えば、働き方の多様化に伴い、企業がリアルタイム振込機能と連携する給与即時払いサービスを利用することにより、従業員は当日働いた分の給与をその日のうちに受取ることや、好きなときに好きなだけ受取ることが可能になります。