即払いサービスとは?導入メリットと失敗しない選び方のポイント
人手不足が深刻化する中、働いた分の給与や報酬をすぐに受取れる「即払い」のニーズが高まっています。即払いを実現するには、既存の求人プラットフォームや給与前払いSaaSなどの「即払いサービス」を利用するのが一般的です。
この記事では、即払いサービスの仕組みや導入メリット、失敗しないサービス選びのポイントを解説します。
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この記事でわかること
- ・即払いサービスの仕組みと導入が進む背景
- ・即払いサービスを導入する3つのメリット
- ・即払いサービスと労働基準法の関係
- ・失敗しないサービスの選び方のポイント
目次
即払いサービスとは?企業での導入が進む背景
即払いサービスとは、従業員や業務委託先が、給与日(支払日)を待たずに、働いた分の対価を即時に受取れるサービスのことです。「前払い」や「日払い」と同義で使われることも多く、スマートフォンなどから利用者が申請するだけで、指定の銀行口座へ自動的に資金が振込まれる仕組みが一般的です。
この背景にあるのは、深刻な人手不足と、単発・短時間で働く「ギグワーカー」や「スポットワーカー」の増加です。「すぐにお金が欲しい」という働き手のニーズは強く、即払い対応の有無が求人の応募率を左右するようになっています。
こうした流れを受けて、サービス業や物流業を中心に、人材確保策として即払いサービスを導入する企業が増えています。
即払いサービスを導入する3つのメリット
即払いサービスの導入には、採用力の強化から日々の事務負担軽減まで、企業にとってさまざまなメリットがあります。ここでは、主なメリットを3つ紹介します。
求人応募数の増加と採用コストの削減
求人条件に「即払い・日払い可能」と記載するだけで、求職者からの注目度が高まり、応募数の増加が期待できます。
結果として、求人広告費の削減や採用活動の期間短縮につながり、採用単価を低く抑えることができるでしょう。
従業員のモチベーション向上と離職率の低下
働いた成果がすぐに手元に入るため、従業員の労働意欲やモチベーションの向上が見込めます。
急な出費にも対応できるという安心感が企業へのロイヤルティを高め、アルバイトやパートスタッフの早期離職を防ぐ効果も期待できます。
給与前払いの事務負担の軽減
従業員から個別に給与の前払い相談を受けた場合、経理や人事が手作業で計算し、現金を手渡ししたり、振込んだりする事務作業が発生していました。
即払いをシステム化することで、従業員からの申請受付から振込処理までが自動化され、バックオフィス業務の負担を削減できます。
即払いサービスはどのように動く?振込の仕組み
即払いサービスの多くは、従業員がアプリから申請を行うと、SaaSが勤怠データを参照して引出し可能額を算出する、という流れで動いています。
引出し可能額が確定すると、システムから「銀行API」を通じて銀行へ振込指示が自動で送信され、従業員の口座へ即座に入金される仕組みです。従業員の申請から着金まで、人の手を介さずに一連の処理が完結するため、迅速かつ正確な資金移動が実現します。
即払いサービスと労働基準法
即払いサービスを導入する際は、労働基準法との関係についても理解しておく必要があります。ここでは、押さえておきたい2つのポイントを紹介します。
「直接払いの原則」への対応
労働基準法では、給与は企業から労働者へ直接支払わなければならないという「直接払いの原則」が定められています。
即払いサービスにはいくつかの仕組みがありますが、資金の出所が「企業の口座」であり、システムが振込手続きを自動化しているだけの「自社資金型(直接振込型)」のサービスであれば、直接払いの原則に抵触することなく適法に運用できます。
手数料負担と「全額払いの原則」
即払いサービスの導入を検討する際、注意したいのが手数料の扱いです。労働基準法には、賃金は全額を支払わなければならないという「全額払いの原則」があり、給与からシステム利用料を天引きしてしまうと、この原則に抵触するおそれがあります。
そのため、システム利用料は「福利厚生費」として会社側が全額負担する運用が安全です。
即払いサービス選びで失敗しないためのチェックポイント
ここでは、即払いサービスの選定時に押さえておきたい2つのポイントを紹介します。
従業員が迷わず使えるシンプルな操作性か
即払いサービスは、経理担当者だけでなく、実際に利用する従業員にとっての使いやすさも重要です。スマートフォンから簡単に申請でき、現在の申請ステータスなどがすぐわかる操作性かどうかを確認しましょう。
申請フローが複雑なサービスを選んでしまうと、従業員からバックオフィスへの問合せが増え、かえって業務負担が増してしまうおそれがあります。導入前に、実際の画面や操作手順を確認することをおすすめします。
土日・祝日や夜間でも「すぐ着金」するか
アルバイトやギグワーカーは、土日・祝日や夜間に働くケースも少なくありません。しかし、利用するSaaSや連携する金融機関によっては、日曜の夜など、給与受取の申請が特に多い時間帯に定期メンテナンスが入り、振込処理が停止してしまうケースがあります。
働き手の「今すぐ欲しい」というニーズに確実に応えるためには、原則24時間365日、土日・祝日や夜間を問わずリアルタイムに着金するシステム基盤を持っているかどうかも判断基準になります。
国内の即払いサービスを裏で支える「セブン銀行API」
タイミーをはじめとする国内トップクラスの求人プラットフォームが即払いを実現する裏側に、送金のシステム基盤としてあるのが、セブン銀行の「リアルタイム振込サービス(API)」です。
銀行システムの多くは定期メンテナンスによる停止時間がありますが、セブン銀行のAPIは原則24時間365日稼働しており、文字通り「いつでも」リアルタイムで振込を実行できます。
土日・祝日の夜間など、即払いサービスの利用が集中しやすい時間帯は、銀行システムの定期メンテナンスと重なることもあります。その結果、振込処理が翌営業日扱いとなるケースも少なくありません。
セブン銀行のAPIは、原則24時間365日の振込受付・処理に対応しており、夜間や休日でも振込指示を行うことができます。これにより、働き手の「今すぐ受取りたい」というニーズに応えやすい環境を提供します。
※受取先金融機関の対応状況やシステムメンテナンス等により、即時入金されない場合があります。
即払いサービスを正しく理解して自社に合った導入を進めよう
即払いサービスとは、従業員や業務委託先が、給与日を待たずに働いた分の対価を即時に受取れる仕組みです。人手不足が深刻化するなか、求人応募数の増加や従業員のモチベーション向上、事務負担の軽減など、企業にさまざまなメリットをもたらします。
即払いサービスを選ぶ際は、土日・祝日や夜間でも「すぐ着金」できるかといった、送金インフラの安定性もポイントです。
即払いサービスの新規開発や導入を検討している方は、定期メンテナンスによる停止時間がなく、原則24時間365日リアルタイムで振込処理を実行できる、セブン銀行の「リアルタイム振込サービス(API)」をぜひご検討ください。
よくある質問
即払いサービスと日払いの違いは?
即払いサービスと日払いは、いずれも給与日を待たずに対価を受取れる仕組みを指す言葉として、同じ意味で使われることが多い用語です。
明確な使い分けがあるわけではありませんが、単発バイトなど1日単位の勤務に対する支払いを「日払い」、勤務終了後すぐに申請・受取りができる仕組み全体を「即払い」と呼ぶケースがあります。
即払いサービスのメリットは?
即払いサービスを導入するメリットとして、求人応募数の増加と採用コストの削減、従業員のモチベーション向上と離職率の低下、給与前払いの事務負担の軽減が挙げられます。
「即払い・日払い可能」という条件は求職者からの注目を集めやすく、サービス業や物流業を中心に、採用力の強化策として活用されています。
即払いサービスを選ぶポイントは?
即払いサービスを選ぶ際は、従業員が迷わず使えるシンプルな操作性であるかに加え、土日・祝日や夜間でも「すぐ着金」する送金インフラを備えているかを確認しましょう。
サービスによっては、利用が集中する時間帯に連携先銀行のメンテナンスで振込が停止してしまうケースもあるため、原則24時間365日稼働する仕組みかどうかをチェックします。
- リアルタイム振込サービスとは?
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リアルタイム振込サービスとは、システム間連携(API)により、振込処理を自動化し、リアルタイム(原則24時間365日)で振込が実行できるサービスです。
APIを活用することで、給与の前払いサービスや即時払いなど、振込手続きの自動化・省略化を実現します。- ・給与前払い・即時払い
- ・個人事業主・フリーランスの方への支払い
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- ・ファクタリング
- ・配当金・当選金の支払い
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