パーパスアワード受賞者 座談会

お客さまの「あったらいいな」を超えるため、
私たちは挑戦を続け、未来を拓く

(左から)パーパスアワード2025 コーポレート部門 大賞受賞 河野 真季

パーパスアワード2025 事業部門 大賞受賞 渡邉 謙次郎

常務執行役員 総務部、人事部 担当 稲垣 一貴

パーパスアワード2025 事務・システム部門 大賞受賞 渡部 早紀

挑戦を後押しする風土―「やってみよう」が自然に生まれる環境

稲垣:皆さんはセブン銀行の風土について、どのような印象を持っていますか?

渡部:社歴やキャリアにかかわらず挑戦を後押ししてくれる土壌があると実感しています。現在、新卒入社後7年目ですが、これまで多くのチャレンジの機会をいただいてきました。

河野真季

パーパスアワード2025 コーポレート部門 大賞受賞
「7Bank-Brainで実現する未来の働き方」
社内向け生成AIアプリ「7Bank-Brain」を内製で開発。セキュリティを担保しつつ機能アップデートを継続することで、社員一人ひとりの業務効率化と新しい働き方の可能性を切り拓いた。

河野:私はIT企業からの転職ですが、当社の社風はITベンチャーに近いと感じました。入社まもない私にもチャンスを与え、未経験の領域も「やってみなよ」と背中を押してくれる環境のおかげで、1年目から社内向けの生成AIアプリ「7Bank-Brain」の開発という挑戦に踏み出せました。

渡邉:私は、グループ会社の株式会社セブン・ペイメントサービスの営業部と、セブン銀行のATM+企画部を兼務しています。渡部さんと河野さんがいうとおり、どちらにも社歴や過去の実績にかかわらず誰の意見にも耳を傾け、良いアイデアを取り入れる社風があります。失敗を責めるのではなく、仕組みを変えて改善へ導いてくれるので、若手でも臆せず挑戦できると思います。

稲垣:当社では「互いを尊重し支え合う関係性」、そして「挑戦」を大切にしています。制度面でも社内のイノベーション推進組織である「セブン・ラボ」の設置や新規ビジネスコンテストなどで社員の意識変革を促してきました。設立25周年を迎える節目に、両輪が相まって自律的に挑戦する社員が増えたのは、うれしい変化です。

「誰かの役に立つ」というセブン銀行では、パーパスの実現に向け、社員一人ひとりの挑戦を後押しする実感がやりがいの源泉

渡部:自律的な挑戦といえば、私が取組んだ業務改善策の提案も大きな挑戦でした。配属当時から事務では紙とハンコを使うのが当たり前で、誰もが「なくせない」と思い込んでいたものを、社内で完結する手続きにも押印は必須か一つひとつ問い直したんです。自分の提案が新しいスタンダードとして社内に根づいたことにやりがいを感じています。

稲垣:「当たり前」を疑うのには勇気が要りますよね。周囲の反応はいかがでしたか。

渡部:先日、総務部から「紙の発注量が減ったね」と声をかけられました。実績として年間約5万枚のペーパーレス化が実現し、確かな価値につながっていると実感できました。

渡部 早紀

パーパスアワード2025 事務・システム部門 大賞受賞
「【JIMU REVOLUTION 2025】ATMを止めない挑戦、進化する事務」
事務フローを抜本的に見直し、紙とハンコを廃止。在宅でも業務が行える環境を構築し、いつどこにいても止まらないATMサービスの提供と、誰もが働きやすい職場づくりを両立する事務改革を主導した。

渡邉:渡部さんのように、数値で明確な貢献を実感できるのはよいですね。私の担当する「ATM受取」は、利用者と接する機会がほとんどありません。それでも、自治体の方や報道を通じて「利用者の生の声を受取る瞬間」があり、それが何よりのモチベーションです。

河野:その点、私は提供相手が社内なので、フィードバックがダイレクトに届き、大きな励みになります。「苦手な業務がやりやすくなった」「『7Bank-Brain』がない世界は考えられない」といわれると、自分の作ったものがお客さまへの価値にもつながっていると実感できます。

稲垣:「それをやることで世の中に、社内に、どう貢献できるのか」という軸が皆さん明確ですね。その熱意がかみ合い、パーパスアワードの受賞につながったのでしょう。一人ひとりの「誰かの役に立ちたい」という想いがさまざまな挑戦につながり、会社の持続的な成長や社会課題の解決にも直結します。社員の想いを活かし、挑戦を後押しする仕組みづくりを今後も強化していきます。

学びと協働を繰り返し、自律的な成長を支える

渡邉:そうして後押ししていただく分、自分たちも成長し続けないと、と感じます。私が大切にしているのは「理解は偶然、誤解は必然」という言葉です。自分の伝えたいことが100%正確に伝わるのは偶然に過ぎないからこそ、意図や目的が明確に届くよう、丁寧に説明することを意識し続けたいです。

渡部:私が大切にしているのは「自分一人で決めない」ことです。長く同じ部署にいると、「私に必要な改善はみんなにも有用なはずだ」と思い込みがちで、現場では使われなかった失敗もありました。だから主催する業務改善定例会議では、課題とねらいを背景から伝え、「みんなの意見が欲しい」と投げかけています。

河野:私は「相手のメリット」を意識しています。入社して日が浅い分、他部署に協力をお願いする際は、「これが実現できれば、これだけの業務効率化につながります」と数値で示したり成功事例を紹介したりすると、忙しい方にも前向きに協力いただけることが増えました。

稲垣:伝え方も相手目線も、協働を回す工夫ですね。学び合いの効果を感じる場面もありますか。

渡邉 謙次郎

パーパスアワード2025 事業部門 大賞受賞
「給付に広がる新しい選択肢『ATM給付』」
「ATM受取」を活用し、自治体給付金プロセスの不便を解消するATM給付の領域を切り拓いた。住民・自治体職員双方の負担を軽減し、受取り体験の新しい選択肢を社会に届けている。

渡邉:河野さんが開発した「7Bank-Brain」のおかげで、商談前のリサーチ等にかかる時間が大幅に短縮されました。生まれた余裕を、業務時間の10%をイノベーション活動に充てる「EX10(エクステン)」に振り分け、新サービスのヒアリングに活用しています。

稲垣:学びが個人にとどまらず、互いの仕事を支え合っているのですね。今後も人財育成への投資は緩めません。「EX10」も中長期的な経験を積む仕組みであり、スキルの向上と人としての成長の双方にプラスが生まれます。

これからの挑戦―パーパス実現に向けて

稲垣:最後に、今後挑戦したいことやキャリアビジョン、セブン銀行への思いを教えてください。

河野:生成AIの活用を、さらに社内全体に浸透させたいです。私自身、生成AIで短期間に大きくスキルを伸ばせた実感があります。当社は銀行業界の中では社員数が多くない分、一人あたりの生産性が高いと感じます。生成AIによって、その強みをさらに伸ばしたいです。

渡部:私も生成AIを一層活用し、人の判断が要らないプロセスは思い切って自動化したいです。ただし自動化を進めても事務品質は絶対に落とせません。そこを見極めるための専門知識をさらに深め、「ここは自動化できる」「ここは立ち止まるべき」と的確に判断し、プロジェクトをリードできる人財に成長したいです。

渡邉:セブン銀行の強みは、新しい事業を「0から1」で生み出す力です。私は営業として、その「1」を「10」へ、さらに「100」へと広げる役割を担いたいです。ゆくゆくは「セブン銀行といえば○○」と呼ばれるような、ATM以外の事業の柱も増やしたいです。

稲垣 一貴

常務執行役員 総務部、人事部 担当

稲垣:皆さんはまさに当社が目指す自律型人財を体現されています。「企業は人なり」といわれるように、強い会社は、強い人財があってこそ成り立ちます。
当社は事業部門と事務部門、攻めと守りが両輪となり、パーパスの明確化や評価制度の見直しを重ね、挑戦を後押しする風土を育んできました。
多様化・デジタル化が進む社会でニーズに応えるには、社員一人ひとりが自律的に考え、挑戦することが不可欠です。今後は部門を超えた協働を加速させ、社員の挑戦を一層力強く後押ししていきます。

セブン銀行の「パーパスアワード」とは

パーパスを日々の業務に反映させた取組みを表彰し、全社員で共有して学び合う、年に一度の社内イベントです。エントリー対象は、新規事業から社内の風土改革、事務・システム等の業務基盤強化まで多岐にわたります。応募の中から、役員および社員投票、社外取締役の審査を経て優秀な事例を表彰します。