自動振込とは?設定方法と銀行APIとの違いを解説
毎月の家賃や仕送りなど、決まった金額を自動で振込みたい個人から、金額や宛先が都度変わる支払いを自動化したい企業まで、自動振込へのニーズは幅広く存在します。
実は自動振込には大きく分けて2つの方法があり、「銀行の標準機能で対応できるケース」と「銀行APIが必要なケース」に分かれます。目的や用途に合わせて適切な方法を選ぶことが、手続きの手間や経理業務の負担を軽減する第一歩です。
この記事では、自動振込の2つの方法や設定方法、それぞれの違いについて解説します。
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この記事でわかること
- ・自動振込の2つの方法(定額自動送金・銀行API)
- ・定額自動送金と銀行APIによる自動振込の違い
- ・銀行APIによる自動振込が向いているケース
目次
自動振込の2つの方法
自動振込には、大きく2つの方法があります。1つは、銀行が提供する「定額自動送金」を利用する方法、もう1つは、銀行APIを活用したシステム連携による自動振込です。
定額自動送金は、個人や小規模事業者が、毎月固定の相手に決まった金額を自動送金するのに適した機能で、インターネットバンキングから設定するだけで利用できます。金融機関の窓口で設定することも可能です。
一方、銀行APIを活用した自動振込は、企業のシステムと銀行のシステムを直接接続し、金額・宛先・タイミングを企業側が自由にコントロールしながら、振込みを自動化できる仕組みです。
▼「銀行API」については、下記の記事をご覧ください。
銀行APIによる即時振込とは?メリットや活用シーン、導入の流れを解説毎月固定の支払いなら銀行標準の「定額自動送金」で自動振込
ここでは、金融機関が標準機能として提供する「定額自動送金」でできることや設定方法、対応できないケースについて解説します。
定額自動送金でできること
定額自動送金とは、あらかじめ登録した相手口座へ、毎月指定した日に決まった金額を自動で振込む銀行サービスです。
家賃や仕送り、ローンの返済など、毎月同じ金額を同じ宛先へ支払うケースに向いており、インターネットバンキングから簡単に設定できます。
定額自動送金では対応できないこと
手軽に使える一方で、定額自動送金には対応できないケースもあります。
例えば、アルバイト給与のように勤務時間によって金額が変わる支払いや、業務委託先への個別払いのように宛先が都度変わる支払いには対応できません。あらかじめ「金額」と「宛先」を固定して登録する仕組みのため、変動する支払いには不向きです。
また、「今すぐ振込みたい」というリアルタイムの送金にも対応していません。指定日以外に振込みたい場合は、その都度手動で操作する必要がある点も、あらかじめ押さえておきたいポイントです。
変動する支払いや不特定多数への送金なら「銀行API」の自動振込
「定額自動送金」ではカバーしきれない、企業ならではの複雑な振込業務を効率化できるのが、銀行APIを活用した自動振込です。ここでは、銀行APIによる自動振込でできることや、向かないケースについて解説します。
銀行APIによる自動振込でできること
銀行APIを活用すれば、定額自動送金では対応できなかった、金額・宛先・タイミングが変動する振込みの自動化が可能になります。
例えば、原則24時間365日(システムメンテナンス時等を除く)のリアルタイム送金にも対応できるため、曜日や時間を問わず必要なタイミングで振込みを実行できます。また、会計システムや受注管理システムと連携できるため、振込業務を含めた一連の業務を自動化できる点も大きな特長です。経理業務の効率化につながるでしょう。
銀行APIによる自動振込が向かないケース
銀行APIの導入には、一定のコストと期間がかかるため、個人や小規模事業者にとっては導入のハードルが高く、定額自動送金のほうが現実的なケースもあります。
導入までには、開発合意書の締結、API連携プログラムの開発、接続試験、本契約の締結というステップを踏むのが一般的で、最短でも4ヶ月程度の期間がかかります。
定額自動送金と銀行APIによる自動振込の違い
定額自動送金と銀行APIによる自動振込は、利用対象者や対応の柔軟性が異なります。それぞれの違いを以下の表にまとめました。
定額自動送金と銀行APIによる自動振込の違い
| 項目 | 定額自動送金 | 銀行API |
|---|---|---|
| 金額・宛先 | 毎月固定 | 変更に都度対応 |
| 振込タイミング | 毎月指定日 | 原則24時間365日、即時実行 |
| 対象者 | 個人・固定支払い向け | 法人・変動する支払い向け |
| 手続き | インターネットバンキングで設定 | システム開発・API連携が必要 |
| コスト | 設定は無料(振込手数料のほか、取扱手数料がかかる場合あり) | 導入・運用コストが発生 |
金額・宛先は固定か、都度変更か
定額自動送金は、「毎月固定の金額」を「特定の宛先」に振込むことに特化した仕組みです。金額が1円でも変わる場合は、その都度設定を変更する必要があり、流動的なビジネスでの実用性は高くありません。
一方、銀行APIは、自社のシステムで計算した「変動する金額」を「都度異なる宛先」へ自動で振込むことが可能です。日々の売上に応じた入金など、柔軟な処理が求められる場面で強みを発揮します。
月1回のバッチ処理か、原則24時間365日の即時処理か
定額自動送金は、「毎月25日」や「月末」など、あらかじめ指定した特定の日に実行される仕組みで、指定日が休日の場合は、前営業日や翌営業日扱いとなるのが一般的です。
一方、銀行APIによる振込みは、曜日や時間を問わず、システム側からの指示で即座に振込みを実行できます。例えば、ギグワーカーの業務終了後の給与申請など、ユーザーの要求に合わせてリアルタイムな振込みが可能になります。
事前登録か、システム連携による完全自動化か
定額自動送金は、振込先を事前に1件ずつ手動で登録・メンテナンスする必要があるため、対象者が多い場合は経理の負担がなかなか減りません。
一方、銀行APIは、顧客データベースや給与システムと連携できるため、事前登録の手間がかからず、手入力によるヒューマンエラーを排除できます。
銀行APIによる自動振込が向いているケース
銀行APIによる自動振込は、金額や宛先があらかじめ固定されておらず、都度変動する支払いを自動化したいというケースに適しています。こうした支払いを手作業で行うと、担当者の負担が大きくなるだけでなく、入力ミスなどのリスクも高まるため、銀行APIによる自動化が有効な選択肢となります。
銀行APIによる自動振込の活用シーン例
- ・アルバイトやギグワーカーへの勤務ごとの給与即払い
- ・フリーランスや業務委託先への金額が変動する報酬の自動支払い
- ・ファクタリングや融資の申込直後の即時振込
自社に合った自動振込の方法を選んで業務を効率化しよう
自動振込には、銀行が提供する定額自動送金を利用する方法と、銀行APIを活用したシステム連携による方法の2つがあります。定額自動送金は、毎月固定の金額を特定の相手へ振込む場合に手軽に利用できる一方、金額や宛先が都度変わる支払いには対応できません。
金額・宛先・タイミングが変動する振込みを自動化したい場合や、即時振込などスピーディーな資金移動を実現したい場合には、銀行APIによる自動振込の活用が有効です。
セブン銀行が提供する「リアルタイム振込サービス」なら、原則24時間365日いつでも自動振込ができます。定期メンテナンスによるサービス停止時間がないため、夜間や休日でも安定した振込処理が可能です。振込業務の自動化や効率化をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問合せください。
よくある質問
自動振込とは何?
自動振込とは、あらかじめ設定した条件にもとづいて、振込みを自動で実行する仕組みのことです。代表的な方法として、金融機関が提供する定額自動送金と、銀行APIを活用したシステム連携による自動振込があります。
ATMで自動振込の設定はできる?
自動振込のうち定額自動送金の設定は、一般的にインターネットバンキングか窓口で行う仕組みとなっており、ATMでは設定できないケースが多くみられます。
設定方法は金融機関によって異なるため、定額自動送金の利用を予定している金融機関に確認してみましょう。
定額自動送金と銀行APIによる自動振込はどう違う?
定額自動送金は、毎月決まった金額を決まった宛先へ振込む場合に適した仕組みで、インターネットバンキングから簡単に設定できます。一方、銀行APIによる自動振込は、金額や宛先、タイミングが変動する振込みを、システム連携によって自動実行できる仕組みです。
- リアルタイム振込サービスとは?
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リアルタイム振込サービスとは、システム間連携(API)により、振込処理を自動化し、リアルタイム(原則24時間365日)で振込が実行できるサービスです。
APIを活用することで、給与の前払いサービスや即時払いなど、振込手続きの自動化・省略化を実現します。- ・給与前払い・即時払い
- ・個人事業主・フリーランスの方への支払い
- ・融資金の即時振込み
- ・ファクタリング
- ・配当金・当選金の支払い
サービスや費用の詳細など、お気軽に お問合せ
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