2025.3.17
単なるATMの会社じゃない。企業CM「第0会議室」誕生秘話
こんにちは!セブン銀行 STORY of PURPOSE編集部です。
皆さんは、セブン銀行創業時からの奮闘を描いたミニチュアドラマCM「第0会議室」をご覧になりましたか?今回は「第0会議室」誕生の経緯や制作時のこだわりについて、ブランドコミュニケーション部の村上・柴田・廣田に詳しく話を聞きました。
目次
創業時からの挑戦を描いた、ミニチュアドラマCM「第0会議室」
「第0会議室」とは、セブン銀行のミニチュアドラマCMです。コンビニにATMを設置するという前代未聞のプロジェクトに挑んだ、創業時から今に至るまでの挑戦や情熱を描いています。

―主人公である一ノ瀬役の声優は風間俊介さん、主題歌は石崎ひゅーいさんの書き下ろしですが、このお二人を起用された理由はありますか?
村上:企業広告って、一般の方にとって関心が低いものだと思っています。だからこそ、どうやったら興味をもってもらい、セブン銀行の想いや姿勢を知っていただけるかを考え、ドラマ仕立てにしました。ドラマ同等のクオリティにするために、実力のある俳優さんやオリジナル主題歌が必要だと考えたんです。

村上 陽祐 ブランドコミュニケーション部 グループ長
柴田:さらに、この企画やセブン銀行のマインドに賛同いただける人と作り上げたいという強い想いがありました。風間さんと石崎さんに打診し、賛同いただけてとても嬉しかったですね。
廣田:風間さんからは収録の日、当社の挑戦に対し感銘を受けたと暖かいお言葉をいただきました。
演出面でも、ト書きにはない部分で「主人公の焦りを表現するためにここに吐息を入れるのはどうか」など風間さんから提案いただき、熱量に胸が熱くなりましたね。

廣田 亜優 ブランドコミュニケーション部
柴田:石崎さんにも、セブン銀行の歴史や想いを事前にご説明したうえで、作詞・作曲いただきました。「この歌が、なにかを乗り越える方法やその火種みたいなものになったら良いな」と思いながら制作してくださったとのことです。

柴田 崇暁 ブランドコミュニケーション部
『セブン銀行=単なるATMの会社』のイメージ脱却
―そもそも、どのような背景から「第0会議室」に取組むことになったのですか?
村上:コーポレートコミュニケーションについては、2021年にパーパスを制定、2022年から情報発信の強化に取組み始めました。
ターニングポイントは2023年の『+Connect(プラスコネクト)』という新サービスのリリースです。プレスリリースなど情報発信を多く行ったところ、日経企業イメージ調査の『ビジネスパーソンが抱く企業イメージの「成長力がある」』という項目で29位にランクインしました。
こういったことから企業ブランディングの重要性を改めて実感し、さらなる強化を図るために2024年ブランドコミュニケーション部が設立されました。「第0会議室」はその第一弾として取り組んだのです。

現金の入出金だけではない、新しいATMの在り方を探究して生まれた『+Connect』
廣田:目的は、一般の利用者の方や提携先企業の方に対し、「セブン銀行=単なるATMの会社」というだけでなく、情熱を持って革新的な取組みをしている会社だと知っていただくことでした。
―目的を達成するために、「第0会議室」に関してこだわったことはありますか?
村上:冒頭にお話したドラマ仕立てもこだわりですが、各回のテーマ選定にも力を入れました。

廣田:当社はATM以外の事業も展開しているので、初めは幅広い事業内容に触れたいと考えていたのです。しかし、企画を進める中で「消費者の方にとって1番身近なのはATMだから、ATMを中心にした方が共感しやすい」という意見があり、ATMを軸にしたテーマにしました。
柴田:実際の苦悩や情熱をリアルに表現したかったので、当時のエピソードやATMの仕様については、関係者に何度もヒアリングしました。
村上:放送する媒体や時間帯についても、より関心を持って見てもらえるのはどこか検討し、効率的に効果を出すことにもこだわりました。
―放送後の反響はどうでしたか?
村上:放送後に行った調査では、セブン銀行へのイメージで最も高めたかった「独自性」「革新性」「企業魅力度」が(広告接触者と非接触者の比較において)約30%向上しました。狙い通りになり、施策としては成功だったと感じています。

提携先や同業者の方から「面白いことやっているね」という声も多数いただきました
廣田:SNSでもXを中心に、「実は楽しみ」「続きが気になる」「好き」などの投稿があって嬉しかったです。
常識にとらわれず「あったらいいな」のその先へ
―企業ブランディングの根幹にもなっているセブン銀行のパーパスを実現するため、どのような取組みを行っていますか?

村上:2019年に第4世代と呼ばれる新しいATMをリリースしたのですが、このあたりから一般的な「ATM=現金の入出金」というイメージに捉われないサービスを次々に展開しています。
廣田:たとえばATMでの口座開設、マイナンバーカードでの健康保険証利用の申込などの公的手続きなど、金融という枠に捉われない幅広いサービスもご利用いただけます。

柴田:常識に縛られず広い視野で見て、「あったらいいな」を超えるものを提供し続けたいというのが当社の想いです。そして、それらのサービスや想いを知ってもらうことが私たちのチームのミッションだと考えています。
独自性と変革性に満ちたセブン銀行を伝え続けたい
―企業ブランディングの今後の展望を教えてください。
村上:2025年も企業ブランディングを目的とした施策を予定しています。第一弾の「第0会議室」同様、企業広告だけどついつい見てしまう企画を検討中です。

柴田:第一弾より、露出も増やそうと考えています。セブン銀行についてもっと知ってもらい、独自性・変革性に満ちた企業であるというイメージも高めていきたいです。
―企業ブランディングに取組むモチベーションは何ですか?
柴田:知るだけで生活が少し便利になったり、役立ったりするので、まずはもっと知ってもらいたいという気持ちがモチベーションになっています。例えばキャッシュカード無しで入出金ができる『スマホATM』。私自身、初めて使ったときは驚きました。キャッシュカードを持ち歩かない生活はすごく便利ですね。

『スマホATM』は登録に費用はかからずスマホだけで入出金、ローンサービスのお借入れ・ご返済が可能
廣田:銀行やATMは、あくまでも何かをするための通過点だと考えています。だからこそ、「使うならセブン銀行のATM」と思っていただけたらとても嬉しいです。そう考える人が増える世界を目指して、イメージの向上に貢献していきたいです。
村上:手前味噌ですが、私自身2年前にセブン銀行へ入社して、風通しのよいイノベーションマインドに満ちた会社だと思いました。ATMに限らずさまざまな挑戦をしていますし、そうした社員の想いや企業カルチャーをステークホルダーの皆さまに伝えていきたい、というのがモチベーションに繋がっていますね。
今後もさまざまな形で「ただのATMの会社じゃない」と期待感をお伝えしていきますので、ぜひ楽しみにしていてください!

※記事内容は公開時点での情報となります。サービス等の最新情報はセブン銀行ホームページにてご確認ください。


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