2026.3.16
働いた分の給与が最短翌日に。すかいらーく×セブン銀行が「給与の常識」を変える
スキマ時間で働いた分の給与が早く受取れたら嬉しいですよね。そんなニーズに応える「スポットワーク」が広がる中、すかいらーくホールディングスが独自開発したスキマバイトシステム『スポットクルー(以下スポクル)』は、「スキマ時間にバイトができる」「最短翌日に給与がもらえる」だけでなく、独自のメリットも兼ね備えています。そして、この新しい働き方を支えるのが、セブン銀行の『リアルタイム振込サービス』です。
今回は、このサービスが生まれた背景と両社が共通して抱く“働く人への想い”について、担当者の方々に話を聞きました。
目次
スポクルとはどんなサービス?『リアルタイム振込サービス』で変わる給与受取り
『スポットクルー』とは、すかいらーくグループのさまざまな店舗で「スキマバイトの検索・応募・給与受取り」までをワンストップで完結できる公式アプリです。募集店舗はすべてすかいらーくグループ内で、履歴書や面接も不要、給与は最短翌日に振込まれます。
このスポクルにはセブン銀行が提供する『リアルタイム振込サービス』が導入されています。同サービスは、原則24時間365日、即時に振込みができる法人向けのサービスです。
勤務後、アプリ上で申請を行うだけで、給与は最短翌日に口座へ振込まれます。バイト先の検索、応募、勤怠管理、振込申請、給与受取りまでをアプリで完結できるため、従来のように給料日を待つ必要がなく、働いた分をすぐ受取れる“給料日から自由になる働き方”が可能になります。
また、店舗側にとっても振込作業の自動化により、事務コストの削減や人的ミスの軽減など、多くのメリットがあります。
『スポットクルー』のアプリとセブン銀行のシステムが
「API連携」という技術で直接つながることで、スピーディーな支払いを実現しています
「慣れた仕事」でどこでも働ける。すかいらーくが目指した独自の働き方
―すかいらーくホールディングスで『スポクル』を開発された背景と、既存サービスとの違いについて教えてください。
三品:ピークタイムや早朝深夜など、もう1名いればより良いサービスができる時間帯に、私たちも外部のスポットワークサービスを活用してきました。外部サービスは有用ですが、新たな課題も生まれています。特に毎回新規スタッフに教育を行うコスト、そして接客の質の維持です。
私たちはガスト、バーミヤン、ジョナサンといったファミリーレストランをはじめ、むさしの森珈琲、和カフェchawanのカフェや、しゃぶしゃぶ食べ放題のしゃぶ葉など、さまざまなブランドで、国内外約3,100店舗を展開しています。
ほとんどの店舗でグループ共通のオペレーションや機材を使っているため、グループ内であれば他業態でもスムーズに業務を覚えられる環境が整っています。普段ガストで働くクルーが、ジョナサンでも短時間の説明で即戦力として働けるこの強みを生かせば、スポットワークの課題を解決できるのでは、と考えました。
―なるほど。ゼロから仕事を覚える必要がないわけですね。
三品:全く知らないお店で一から仕事を覚えるのは誰にとっても心理的負担が大きいですよね。でも「勝手を知るすかいらーくグループ」であれば、安心してほかの店舗でも働くことができます。「今日は予定がある駅前の店舗で」「夏休みの帰省中は、実家近くの店舗で」といった柔軟な働き方につながります。そのためにはグループ内の人財データや店舗情報をシームレスにつなぐ必要があり、 数年前から「グループ全体で人財を循環させる仕組み」を検討し続けてきました。そして生まれたのがスポクルこと『スポットクルー』です。
株式会社すかいらーくホールディングス
IT本部フィールドDXグループ
IT企画グループ ディレクター 三品 繋さん
―セブン銀行と連携することになった経緯を教えてください。
三品:社外の方向けに運用し、「好きなときに、好きな場所で働ける」働き方を実現するには、働いてもらった分のお金をすぐに振込める仕組みが欠かせません。スピード感や手数料の考え方、導入スケジュールなどを総合的に検討した結果、私たちが実現したい世界観に最も近いと感じたのがセブン銀行さんでした。
―導入までに、苦労した点や工夫した点はありますか。
三品:業界にとっても例のない取組みだったため、社内では法的な手続きも含め「本当にその支払い方法で問題ないのか」という慎重な声も多く、理解を得るまでに時間がかかりました。議論の際には、セブン銀行さんも当社の関係部署へ直接、丁寧にご説明くださり、社内の不安を解消する大きな助けとなりました。現状約3,100店舗中、約2,600店舗がスポクルを導入しています。
梶原:私たちとしても、三品さんの熱意に応えたい一心でした。特にこだわったのは、現場の方の負担を増やさないよう、勤怠の承認後にはとにかく人の手を介さずに自動振込が完了できる仕組みです。今も運用の中で得られた気づきを反映し、改善を続けています。
バンキング統括部 副調査役 梶原 千代
「すぐ受取れる」がまた働く理由になる。即時払いが生む好循環
―働く方からの反応はいかがでしょうか。
三品:「すぐにお金が入る」ため『スポクル』を選ぶ方が多く、一度きりではなく、同じ店舗や近隣で繰り返し働くリピーターが増えています。中には月10回以上利用する方もいて、頻繁に利用される方には直接雇用をご提案することもありますが、「特定の店舗やシフトに縛られたくない」「すぐに給与を受取りたい」と辞退されるケースも多く、そのニーズの強さを実感しています。
―現場ではどのような変化がありましたか。
三品:最大の変化は、マネジャーの業務負担が減ったことです。「早朝もしくは深夜の時間」に欠員が出てしまった場合、『スポクル』なら必要な時間だけをピンポイントで補えます。しかも基本を理解した経験者が多くいらっしゃるので、「即戦力」という声をもらっています。
―元々の課題であった『サービスの質』はいかがですか。
三品:こちらも改善されています。教育コストを抑え、即戦力の方に入ってもらうことで、ほかのスタッフの負担が減り、その分をお客さまへのおもてなしなど「人にしかできないこと」に注力できるようになっています。
梶原:人財不足の課題解決だけでなく、働く方のモチベーションや「おもてなしの質」の向上にもつながっていると伺い、インフラを提供する当社としても非常に嬉しいです。
企業の枠を超えて共鳴した「誰かの生活を支えたい」というパーパス
―今回の取組みを通じて、今後の展望を教えてください。
三品:『スポクル』の原点は、現場メンバーの「あったらいいな」という声でした。私自身が現場時代に感じていた「不便」や「負担」をデジタルの力で解消したいという想いを常に持っています。今後も、現場の声に耳を傾け、すかいらーくグループで働くすべての人が、ライフスタイルに合わせて自分らしく活躍できる環境を整えていきたいです。
梶原:セブン銀行も、常にお客さまの「あったらいいな」を超えることを企業のパーパスとしています。根底にある想いが共通していたからこそ、今回の連携が実現したと感じています。リリースはゴールではなくスタート。これからも”誰もが活躍できる社会”を金融の面から支えていきたいです。
梶原:また、今後は『リアルタイム振込サービス』の価値をさらに広げていきたいです。 本サービスは、API連携により人の手を介さない自動化と、原則24時間365日、即時に送金できる即時性と安定性が強みです。
今回のような給与以外にも、フリーランスの方への報酬や配当金・当選金の支払いなど、さまざまな用途で活用いただけます。これからも、すかいらーくさまのように「人」を大切にする企業の事業パートナーとして、金融サービスの枠を超え、誰もが生活しやすい社会の実現に貢献していきたいと考えています。
※記事内容は公開時点での情報となります。サービス等の最新情報はセブン銀行ホームページにてご確認ください。
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